広東省深圳市竜崗區(qū)坪地街道には、既存の建物が高度化されたニアゼロエネルギー消費(fèi)小學(xué)校がある。ここでは至る所にグリーンと低炭素の足跡が見(jiàn)られる。炭素固定花園では、ハイビスカスやフカノキなどの炭素固定植物が活気に満ちており、建設(shè)廃棄物で作られたベンチがちりばめられている。プレハブ工法で作られた鉄骨構(gòu)造階段に立つと、太陽(yáng)光発電、エネルギー貯蔵、直流、柔軟性（PEDF）総合スマートエネルギーボックス、微気候雨水回収処理ボックス、風(fēng)力?太陽(yáng)光相互補(bǔ)完スマート街燈柱などのグリーンで省エネの設(shè)備が一望できる。これは中國(guó)初のPEDF小學(xué)校、坪地六連小學(xué)校だ。経済日?qǐng)?bào)が伝えた。

1985年創(chuàng)立の坪地六連小學(xué)校は38年間の歳月を経て、安全リスクが高く、空間利用率が低く、1人當(dāng)たりのエネルギー消費(fèi)量?炭素排出量が多いといった問(wèn)題を抱えており、年間平均の電力消費(fèi)量は34萬(wàn)3000kWh、年間炭素排出量は158.7トン。深圳市竜崗區(qū)発展?改革局が今年3月に先頭に立ち、深圳市竜崗區(qū)建築工務(wù)署が同校の高度化工事を開(kāi)始した。

中建科工集団有限公司研究院グリーン?低炭素研究開(kāi)発ディレクターの魏瑩氏は、「従來(lái)のコンクリート建造物と比べると、鉄骨構(gòu)造建築物は施工中に排出する炭素を15％、粉塵を59％、固體廃棄物を51％削減できる。高度化後の同校は技術(shù)の省エネ、太陽(yáng)光発電、スマートエネルギー制御、データエンパワーメントにより、建築物本體の年間発電量を14萬(wàn)5000kWh実現(xiàn)し、電力の自給自足をほぼ実現(xiàn)できる。同時(shí)に再生可能エネルギーの利用率を53.77％に高め、炭素排出量を6.5トン、エネルギー消費(fèi)量を78％削減できる」と述べた。

校內(nèi)を歩いていると、學(xué)校東側(cè)にある白?緑二色の、「ゼロカーボンの未來(lái)」と記された3階建ての校舎がひときわ人目を引いていた。魏氏は、「これは新たに高度化されたニアゼロエネルギーエコ校舎で、各種の先端低炭素材料?設(shè)備を集積している。今回の高度化では保溫ロックウールや二層中空低放射線ガラスなどの新型材料を選び、建築物のエネルギー消費(fèi)を減らし、室內(nèi)の熱的快適性を大幅に改善した。同時(shí)に空調(diào)システムと照明システムを高度化し、スマートな溫度制御と照明を?qū)g現(xiàn)した」と述べた。

ニアゼロエネルギー消費(fèi)エコ校舎の前には幅10.4m、奧行き3.9m、高さ3.2mの灰色の建築物があり、「ミニ発電所」に相當(dāng)するものだ。深圳市竜崗區(qū)発展?改革局低炭素発展科の職員である黃奕文氏は、「ここは太陽(yáng)光発電、エネルギー貯蔵、直流配電柔軟性電力消費(fèi)を集めたPEDF総合スマートエネルギーボックスであり、PEDF學(xué)校全體のエネルギー制御中樞でもある。市電、太陽(yáng)光発電、エネルギー貯蔵、建築物電力消費(fèi)のバランスを調(diào)節(jié)する機(jī)能を持ち、學(xué)校に効果的?安定的で柔軟な電力消費(fèi)を提供する。毎年の7月と8月は深圳の電力消費(fèi)のピークである一方で、學(xué)校は夏休みで電力消費(fèi)量が少ない。ミニ発電所はスマート協(xié)同を通じピークカット?ピークシフトを?qū)g現(xiàn)する。この小型環(huán)境の柔軟な電力消費(fèi)の実踐の成功は、大都市のグリーンな電力消費(fèi)の模索を推進(jìn)する上で重要なモデル的意義を持つ」と述べた。

エコ校舎の2階の図書(shū)室には、全校のエネルギー消費(fèi)データをリアルタイムで表示するディスプレイがある。これはグリーンキャンパスのために特別に作られた「スマートブレーン」であるエネルギー?炭素監(jiān)視管理プラットフォームのことだ。高度化工事を擔(dān)當(dāng)した深セン市竜崗區(qū)建築工務(wù)署前期二科建築エンジニアの侯微微氏は、「教室に設(shè)置されたスマートボックスは、スマート照明移動(dòng)観測(cè)、環(huán)境モニタリング、暖房?換気制御などの機(jī)能を集積しており、スマートブレーンプラットフォームにデータをアップできる。學(xué)校はスマートブレーンにより校內(nèi)のエネルギー消費(fèi)及び炭素排出狀況をリアルタイムで把握する上、データ分析を通じエネルギー消費(fèi)の調(diào)節(jié)を速やかに行うことにより、學(xué)校のエネルギー消費(fèi)や炭素排出などのデータの可視化、最適化、管理できる能力をさらに高めている」と述べた。

プロジェクトチームは高度化において、安全リスクがあり利用率が高くなかった花園を炭素固定花園に高度化した。そして透水性舗裝により微気候雨水回収処理ボックスに雨水を集め、消毒処理後に植物に水を與える。黃氏は、「學(xué)校は年間で40トンの雨水を収集?再利用できると見(jiàn)積もる。そして雨水の回収と利用により水道水への依存を弱め、汚水処理の圧力を下げることもできる」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年10月10日