大陳島は浙江省臺州市に位置し、海岸線から最短で23.6キロメートル離れている。島のキグチ養(yǎng)殖基地広源漁業(yè)公司の桟橋を歩くと、ガソリンの匂いがせず、機械の大きな騒音も聞こえなかった。同社の責(zé)任者によると、これは同社が大陳島で「オール電化」の養(yǎng)殖を?qū)g現(xiàn)したためだ。酸素注入、キグチ加工、冷蔵などの各段階のワンストップ型電力代替改造が行われた。中國経済網(wǎng)が伝えた。
臺州市には豊富な風(fēng)力や太陽光などの再生可能なクリーンエネルギーがあるものの、島の夜間の風(fēng)力資源が余り、効果的に利用できていなかった。水を電気分解し水素を製造し、負(fù)荷のピーク時に水素を用いて発電するにはどうすればいいか。昨年6月に「グリーン水素」総合エネルギーモデルプロジェクトが大陳島で完成し、稼働開始した。クリーン電力からクリーンガスエネルギー転化及び供給がこれにより「全プロセスにわたるゼロカーボン」を?qū)g現(xiàn)した。同年7月には世界初のフレキシブル低周波送電モデルプロジェクトが大陳島で実施された。プロジェクトは35kVフレキシブル交流周波數(shù)切換ステーションや低周波変圧器など複數(shù)の1臺目?1セット目の設(shè)備を革新的に開発し、送電効率を30%以上高めた。
國網(wǎng)臺州電力供給公司の斯建東社長は、「この2件のプロジェクトの完成と稼働開始は、大陳島の『ゼロカーボンの島』建設(shè)の重要なブレイクスルーだ。ゼロカーボンの島の建設(shè)は、世界をリードするプロジェクトの利用が基礎(chǔ)で、グリーンで低炭素の発展理念が鍵だ」と述べた。
斯氏は、オール電化養(yǎng)殖、オール電化民宿、オール電化景勝地、オール電化交通の目標(biāo)を達成し、安全?信頼できる、グリーン?低炭素、経済的で環(huán)境にやさしい共に栄える「ゼロカーボンの島」を構(gòu)築するため、大陳島はグリーンエネルギー、エネルギー供給、エネルギー貯蔵の3大行動をいち早く実施した。洋上風(fēng)力発電や島の太陽光などの再生可能クリーンエネルギープロジェクトを重點的に建設(shè)し、クリーンエネルギーの代替を徐々に実現(xiàn)する。
大陳島には現(xiàn)在34基の風(fēng)力発電機があり、二酸化炭素(CO2)の排出量を毎年4萬5000トン削減できる。フレキシブル低周波送電モデルプロジェクトは毎年CO2排出量を4480トン、水素エネルギー総合利用モデルプロジェクトは毎年CO2排出量を9.77トン削減できる?!冈k?風(fēng)力?太陽光?水力?蓄電?水素?エネルギー貯蔵」の全産業(yè)チェーンの発展が大まかに構(gòu)築され、エネルギーのクリーンな生産と末端の効率的な利用の低炭素閉ループ型新モデルが形成された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月8日