竹內(nèi)亮ドキュメンタリーウィークが今月25日、東京で閉幕した。ドキュメンタリー映畫監(jiān)督?竹內(nèi)亮氏のドキュメンタリー映畫「再會長江」、「ファーウェイ100面相」、「お久しぶりです、武漢」、「大涼山」の4本が19日から25日まで、東京の角川シネマ有楽町で上映された。イベント開催期間中、タレントの小島瑠璃子さんや俳優(yōu)の阿部力さん、東洋學(xué)園大學(xué)の教授?朱建栄氏といった中日のゲストが登壇したトークイベントも行われ、それぞれ自分の中國に対する思いを語った。人民網(wǎng)が報じた。
上映後のトークイベントに登場した竹內(nèi)亮氏と阿部力さん(撮影?許可)。
10年ぶりに長江沿岸6300キロを走破
10年前の長江との「出會い」が、竹內(nèi)氏の人生を大きく変えた。それを機(jī)に竹內(nèi)氏は、中國の大地やそこで生活している「おもしろい人々」が好きになり、移住することにしたという。それから10年が経ち、急速な経済発展を遂げた中國は大きく変化した。竹內(nèi)氏は、「私がここに住む理由」や「お久しぶりです、武漢」、「中國 アフターコロナの時代」といったドキュメンタリー作品で知られている?!冈贂L江」では、竹內(nèi)氏は上海を出発して、長江源流をたどり「最初の一滴」を探す約6300キロの旅をしている。その途中で、竹內(nèi)氏を含む番組取材班が制作した10年前のNHKのドキュメンタリー「長江 天地大紀(jì)行」で取材した中國人と再會し、彼らの変化をカメラに収めた。また、彼らの10年前と今の生活を比較して、視聴者が今のリアルな中國を?qū)g感できるようにしている。
人民網(wǎng)の取材に対して、竹內(nèi)氏は「再會長江」を製作した理由について、「10年前の心殘りを晴らしたかった。10年前に長江を撮影した時は、言葉が壁となったほか、中國での生活の経験がなく、淺い內(nèi)容になってしまった。また、日本のメディアがずっと、中國をバッシングする報道をしているのは良くないと思っている。視聴者に、日本メディアの視點以外の、普通の、日常で觸れることのできるリアルな中國を紹介したかった」と説明した。
人民網(wǎng)の取材に答える竹內(nèi)氏(撮影?許可)。
連日忙しかった竹內(nèi)氏は最終日になってようやく會場で他の観客と一緒に作品を鑑賞したという。作品上映中、10年前に羊を抱っこしながら観光客に寫真撮影を呼びかけていた恥ずかしがりやの蔵(チベット)族の少女?仁青茨姆さんが現(xiàn)在では、自信にあふれる大人の女性となり、事業(yè)の成功を目指して民宿のオーナーになっているのを見た時、壯大で美しい長江本流にある三峽エリアの景色が映し出された時、そして三峽ダムの建設(shè)で移住した村民らが今、どのような近代的な暮らしをしているかが映し出された時、中國人や日本人の観客は驚きの聲を上げていた。こうした観客のリアルな反応に、竹內(nèi)氏は真剣な表情で注目していた。
竹內(nèi)氏は人民網(wǎng)の取材に対して、「この10年の間に中國で起きた大きな変化が新しい物語を生み出した。それも僕が中國が好きな理由の一つだ。僕が撮影した數(shù)十ヶ國のうち、中國が一番おもしろい。10年後にもう一度、長江の沿岸を旅したい。その時の中國の変化は、誰も予想できないだろう」と語った。
感動を與え中日の距離を縮めるリアルな物語
竹內(nèi)氏は、「中國のことが好きな日本人がこんなにたくさんいてびっくりした。日本メディアのネガティブな報道を見て、ほとんどの日本人が中國に悪いイメージを抱いている。でも、作品を見終わって、涙を流している日本人も多かった。そのような人は、ネガティブな報道を見ても、中國に対して偏見を抱いておらず、単純に人と人との交流と見ており、とても感動した」と語る。
5月23日にはNHKの「おはよう日本」で、竹內(nèi)氏へのインタビューがあったほか、今回のドキュメンタリーウィークも紹介された。同イベントで上映された4作品はネット上でも公開されており、合計9話あるYouTube上の「再會長江」の再生回數(shù)は合わせて200萬回を超えている。
日本のネットユーザーがYouTubeに寄せたメッセージ(畫像はスクリーンショット)。
「再會長江」を見た日本人のツイート(畫像はスクリーンショット)。
竹內(nèi)氏の作品を見ようと、大阪府や愛媛県からやって來た人もおり、會場は満員となった。上映後に設(shè)けられたファンとの交流では、一緒に寫真を撮影しようと、會場の外の階段まで列ができていた。ある女性は會場を離れた後も、高揚(yáng)した気分が収まらず、再び戻って來て竹內(nèi)氏に花束を渡し、応援のメッセージを伝えていた。
観客は人民網(wǎng)の取材に対して、「見るのは2回目。とてもおもしろい。是非中國に行ってみたい」や「作品に出て來る中國の雄大で美しい風(fēng)景や人々の日常生活は、中國のここ10年の変化をありのままに反映している。中でも、人と人の國境を超えた交流を見て、ほっこりした気分になった」と語っていた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年5月29日