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中醫(yī)學博士號を取得した初の外國人醫(yī)師「中醫(yī)學は世界でもっと評価されるべき」

人民網(wǎng)日本語版 2023年10月17日16:09

アフリカのマリ出身の中醫(yī)學醫(yī)師のディアラ?ブバカールさんは流ちょうな中國語を話すことができる。彼は中醫(yī)學の博士號を外國人醫(yī)師として初めて取得した人物だ。

1984年に代々醫(yī)師や薬剤師の家に生まれたディアラさんは、奨學金を得て中國に留學し、この時から中醫(yī)學との縁が始まった。とはいえ西洋醫(yī)學から中醫(yī)學への転身は、中國語を1年半學んだだけの外國人にとって、とてつもなく高いハードルだった。中醫(yī)學の世界は広大で奧深く、古い醫(yī)療関係の文獻を読むことはディアラさんにとって極めて大きな挑戦だった。「中國に留學するまでは、ずっと優(yōu)等生で通してきて、成績が上位3位から落ちることは一度もなかった。でも中醫(yī)學を勉強し始めた最初の學期の中間テストで、不合格になってしまった。言葉の壁を乗り越えるため、中國語の勉強を頑張り、『辭海』と『康熙詞典』まで買って毎日ページをめくって勉強したり、白黒テレビを買ってドラマを見て中國語のレベルアップをはかったりした」とディアラさん。努力は裏切らない。ディアラさんは13年間かかって、ついに中醫(yī)學の頂にたどり著いた。學部から博士課程までを修了し、中醫(yī)學の博士號を取得した初めての外國人醫(yī)師になったのだ。

「この道に入るのも難しかったが、患者に認められることはさらに難しかった」と振り返るディアラさんは、次のような出來事をはっきり覚えている。1997年に博士課程を修了して成都で診療をスタートしたばかりの頃、3日たっても患者數(shù)はゼロだった。やっと來た患者もドアを開けて中をのぞき込むと、「あっ」と言ってすぐにドアを閉めて帰ってしまった。追いかけて入り口の所まで行くと、その患者が看護師に向かって、「一體何の真似だい?中醫(yī)學の醫(yī)者に診てもらいたいんだよ」という聲が聞こえた。そこでディアラさんはすぐに患者に向かって「私がその中醫(yī)學の醫(yī)師です。どうか診察させて下さい。効果がなければ費用はいただきません」と言ったという。すると、その患者は翌日もやって來ただけでなく、自分の母親と姉も連れてきた。それ以來、少しずつ患者が増えて、診察室の機の前で暇を持て余すということはなくなり、診察待ちの行列さえできるようになった。ディアラさんは、「よい醫(yī)者になり、(醫(yī)師の心得を説いた書物の)『大醫(yī)精誠』の道を歩むことが、私のこれまでの前進を支えてきた理想であり信念だ」と真摯に語った。

「醫(yī)學に國境はない。中醫(yī)學は中國文化の寶物であり、世界中の人にもっと知られるべきだ」と話すディアラさんは、「一帯一路」(the Belt and Road)の建設が進むにつれ、中醫(yī)學が「世界で評価される」時機がますます近づいてきたと感じている。アフリカにいる中醫(yī)學を學んだ人々と協(xié)力し、科學研究と教育、醫(yī)療が一體化した中醫(yī)學診療センターを設立し、アフリカ各地で醫(yī)師を育成する計畫もあり、「この計畫がうまくいけば、中醫(yī)學のシンボルになり、中國?アフリカ友好のシンボルにもなる」と期待を寄せる。

ディアラさんは、「この國が好きだし、ここにいる全ての人が好きだ。中國や世界中で中醫(yī)薬の文化を伝え、自分の醫(yī)師としての道を歩み続けたい」とした。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月17日

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