中國は24日、「新時代の中國の周辺外交政策の展望」と題する文書を発表した。同文書は、中國の周辺外交政策を全面的に詳述した初の文書だ。中國新聞社が伝えた。

同文書は「アジアの一員であり、責(zé)任ある大國である中國は、周辺外交を非常に重視し、常に周辺を外交の全局における最も重要な位置に據(jù)え、地域の平和?安定と発展?繁栄の促進に盡力している」と指摘。

「アジアの正しい選択は閉鎖ではなく開放、分?jǐn)啶扦悉胜瘒饨Y(jié)、対立ではなく協(xié)力、覇道ではなく公正、ゼロサムではなく共生であるべきだ。これは地域各國の未來と展望に関わるのみならず、アジア、さらには世界の前途命運に根本的な影響を及ぼす。人類運命共同體の構(gòu)築は、繁栄する素晴らしいアジア及び世界を共に創(chuàng)造するうえで、必ず通らなければならない道だ」とした。

同文書はまた「中國と周辺諸國が共に創(chuàng)設(shè)した上海協(xié)力機構(gòu)（SCO）は世界で最もカバーする面積が広く、人口の多い総合的地域協(xié)力機構(gòu)だ。中國が中央アジア5ヶ國と構(gòu)築した中國?中央アジアメカニズムは、6ヶ國の深い協(xié)力を推進するための重要なプラットフォームとなっている。瀾滄江―メコン川協(xié)力は準(zhǔn)地域互恵協(xié)力の成功裏の実踐であり、瀾滄江―メコン川流域経済発展ベルトが形成されつつある。中國は開放?包摂の精神を堅持し、ASEAN中心の東アジア協(xié)力メカニズム、中日韓協(xié)力、アジア太平洋経済協(xié)力會議（APEC）など多國間協(xié)力に積極的に參加し、地域の融合的発展と人々の幸福を促進してきた」と指摘。

「今日のアジアにおいては、平和と安定が大勢の赴くところであり、発展と繁栄が人心の向かうところだ。我々は地域各國と心を一つにして協(xié)力し、手を攜えて共に歩み、平和で安定し、繁栄し、美しい、友好的に共生するアジアを共に築くことを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月25日