「この旅行の計(jì)畫(huà)で、見(jiàn)直したほうがいいところはありますか？アドバイスをよろしく！」「ぜひ耳を傾けて欲しいアドバイス！ここに行く時(shí)は服をあまり持っていかないほうがいいよ」といったように、最近、「助け合い型」、「アドバイス受け入れ型」の旅行が、「小紅書(shū)」を代表とするSNSで流行しているほか、旅行だけでなく、コーディネートや家の內(nèi)裝、親子関係などでも、他の人にアドバイスを求める人が増えている。

見(jiàn)ず知らずのネットユーザーが寄せる旅のアドバイス

「耳を傾けて！」というのは最初、ネットユーザーにおける「ネタ」のようなもので、頑固なネットユーザーに対して、冗談ぽくアドバイスすることを指した。しかし、今では「アドバイス受け入れ型旅行」が新しい旅行の攻略方法となっている。

「助け合い型」の旅行に関する書(shū)き込みは、アドバイスを求める書(shū)き込みと、アドバイスする書(shū)き込みの2つに分けることができる。10月中旬に江蘇省蘇州市を旅行する予定のネットユーザー「板栗」さんは、「蘇州で4日間遊ぶ予定。アドバイスをよろしく！體の弱い年長(zhǎng)者と一緒に旅行するので、ハードなスケジュールは無(wú)理。寄席蕓能の一種『評(píng)弾』を見(jiàn)に行きたいので、どこに泊まるといいか教えてほしい」と書(shū)き込んでいる。コメント欄を見(jiàn)ると、江蘇省に住んでいるネットユーザーが、「蘇州の地元民です。その観光スポットは今の季節(jié)は見(jiàn)所がないので、行かないほうがいいですよ」、「地元民です。平江路にある麺料理店は行く価値あり」、「この観光スポットはとてもきれいですが、坂が多く、歩くと疲れるので、行くなら遊覧車(chē)に乗ったほうがいいですよ」、「このホテルに泊まったことがあります?！涸u(píng)弾』を見(jiàn)に行くのにとても便利。ただ地下鉄の駅からは遠(yuǎn)いです」など、たくさんのアドバイスが寄せられている。

會(huì)ったこともないたくさんのネットユーザーからアドバイスをもらった板栗さんは、どの路地に地元の人の間で人気の店があるか、どの観光スポットは最近混雑しているか、今の季節(jié)ならどの公園の景色がきれいか、人気でも、実際にはそれほどおもしろくない店はどこかなど、蘇州旅行に関するたくさんの情報(bào)を得た。しかもこうした情報(bào)は、ネット検索では決して入手できないものだ。

小紅書(shū)が先日発表した「2023年中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月29日）?國(guó)慶節(jié)（建國(guó)記念日、10月1日）8連休に関する旅行報(bào)告」によると、9月15日以來(lái)、小紅書(shū)において、1日2000人が、旅行に関してアドバイスを求める書(shū)き込みを寄せていた。そして、今年の中秋節(jié)?國(guó)慶節(jié)8連休中の旅行の新たなトレンドとなり、アドバイスを求める書(shū)き込み1件につき、平均43.9件のアドバイスが寄せられていた。観光都市に住む多くのネットユーザーも、アドバイスを寄せ、地元の人しか知らないようなオリジナルコースを紹介したりしている。このように「アドバイス受け入れ型旅行」を通して、完全にオリジナルの旅行スケジュールを組むことができる。

ネットユーザーは旅行だけでなく、衣食住?移動(dòng)など様々な面でアドバイスを提供している。そしてどんな質(zhì)問(wèn)に対しても、誰(shuí)かしらコメントを寄せてくれる親切なネットユーザーがいる。例えば、「コーディネート」や「メイクアップ」もアドバイスを求めるネットユーザーが多いジャンルで、アドバイスを基に、そのイメージを作り上げるセルフメディアブロガーもいる。こうしたブロガーは、自分の1日の行動(dòng)やコーディネート、メイクアップ、髪型など全てをフォロワーに決めてもらっている。そうすることで、ブロガーに集まる注目は大きくなり、一方のフォロワーもアドバイスを受け入れてもらうことで、満足感を得ることができる。

善意に満ちたインターネットの世界

江蘇省社會(huì)科學(xué)研究院の副研究員?趙偉氏は、「アドバイスを求める方法は、フィールドワークにも似ている。ネット上でたくさんの情報(bào)サンプルを獲得するというのは、幅広い意見(jiàn)に耳を傾けているというのが注目ポイント。誰(shuí)が提案しているかは重要でない。ネットユーザー同士は會(huì)ったこともないので、逆に事実に即して論じ、客観的に提案しやすいのかもしれない?；イい摔ⅳ欷长炜激à氡匾胜ぁ工确治訾工搿?/p>

アドバイスをする側(cè)のネットユーザーもこうした交流を通して、楽しみを得ることができ、特に自分が提供した経験が採(cǎi)用されると、大きな満足感に浸ることができる。実際には、商業(yè)ブランドも「アドバイスを求める」運(yùn)営を採(cǎi)用することができ、趙氏は「消費(fèi)者が提案し、企業(yè)がそれを參考にして商品を改良すると、消費(fèi)者はその商品がもっと好きになるものだ。アドバイスを求める運(yùn)営をすることで、企業(yè)は話題や參加型商品を作ることができる」との見(jiàn)方を示す。

最近、ある無(wú)名の玩具メーカーがショート動(dòng)畫(huà)プラットフォームで話題をさらった。その原因は、経営者が「アドバイスを受け入れた」からだった。消費(fèi)者が滑稽にも思えるぬいぐるみに関するアイデアを伝えると、経営者は本當(dāng)にそれを作ってしまった。すると、そのあまりにも獨(dú)創(chuàng)的なデザインのぬいぐるみは、瞬く間にネット上で大人気になった。そして、大ヒット商品が続出した。

誰(shuí)かのアドバイスを受け入れることで戀人ができる場(chǎng)合もあれば、パーフェクトな旅を楽しむことができる場(chǎng)合もあるだろう?！弗ⅴ丧啸ぅ故埭比毪煨汀工笕藲荬趣胜盲郡长趣?、複雑なインターネットの世界において、見(jiàn)知らぬ人の好意や善意を感じることができる。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年10月26日