夏休みシーズンを迎え、かつてシルクロードの重要都市であった甘粛省敦煌市は観光旅行のピーク期に突入した。鳴沙山月牙泉景勝地では、夏の砂漠に観光客を乗せたラクダの長(zhǎng)い列が続く様子や、敦煌莫高窟の壁畫に描かれた飛天(天女)に扮した観光客が砂丘のあちこちで寫真撮影をする様子が見られ、ネットでも大きな話題だ。色鮮やかな古代風(fēng)の裝束は、果てしなく続く砂漠の風(fēng)景に鮮やかな彩りを添えている。
敦煌には今年、「観光寫真館」が100軒近く登場(chǎng)した。敦煌文化を代表する天女や西域のプリンセスに扮して寫真を撮影するプランが看板商品だ。鳴沙山に登ってみると、どこまでも続く砂山の中腹で、たくさんの観光客が寫真を撮影する姿が見られる。寫真館のカメラマンは一度山に登ると下りる暇がないほどの忙しさで、ホッと一息つけるのは正午頃の一番暑い時(shí)間だけだという。さまざまな衣裝や裝飾品で天女などに扮した女性たちがカメラマンのアドバイスを受けながら寫真を撮る様子は、敦煌の砂漠ならではの獨(dú)特の情景となっている。
敦煌市文化観光局がまとめた最新の統(tǒng)計(jì)では、莫高窟や鳴沙山月牙泉などの敦煌6大景勝地も含めて、同市が今年受け入れた観光客は延べ280萬人に達(dá)し、2019年同期比で40.79%増加したという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月20日