中國(guó)外交部(外務(wù)?。─瓮粑谋髨?bào)道官は11日に行われた定例記者會(huì)見(jiàn)で、「処理により基準(zhǔn)値を満たせるかどうかが確実でない日本の福島原発汚染水と原発の通常運(yùn)転によって生じる液體流出物を単純に比較するのは、科學(xué)の常識(shí)に反する。もしも福島汚染水は飲める、泳げると考える人がいるなら、日本は原発汚染水を海に放出するのではなく、こうした人々に提供して使ってもらえばいいのではないか」と述べた。
【記者】報(bào)道によると、國(guó)際原子力機(jī)関(IAEA)のグロッシ事務(wù)局長(zhǎng)がこのほど韓國(guó)、ニュージーランドを訪問(wèn)した際、福島原発の「処理水」は飲めるし泳げる、他國(guó)の原発の排水と同じように危険はないなどと発言し、議論を呼んだ。また最近は、福島原発汚染水の評(píng)価作業(yè)に関わった専門(mén)家を含む多くの原子力分野の専門(mén)家が、この問(wèn)題について異なる見(jiàn)方を示している。報(bào)道官はこれをどう考えるか。
【汪報(bào)道官】最近のメディアの報(bào)道によると、IAEAの総合的な評(píng)価報(bào)告書(shū)は議論を呼んでおり、評(píng)価に関わった専門(mén)家が異なる見(jiàn)方を示していることは、爭(zhēng)えない事実だ。このことは、IAEAが原発汚染水の海洋放出という複雑な問(wèn)題について報(bào)告書(shū)の発表を急ぎ、その結(jié)論は限定的で一面的なものであり、福島原発汚染水の海洋放出計(jì)畫(huà)に対する國(guó)際社會(huì)の懸念を払拭できなかったことを改めて示している。日本はIAEAの報(bào)告書(shū)を海洋放出の「通行手形」としてはならない。
私が改めて指摘したいのは、処理により基準(zhǔn)値を満たせるかどうかが確実でない日本の福島原発汚染水と原発の通常運(yùn)転によって生じる液體流出物を単純に比較するのは、科學(xué)の常識(shí)に反するということだ。両者には本質(zhì)的な違いがある。第1に発生源が異なり、第2に含まれる放射性核種の種類(lèi)が異なり、第3に処理の難度が異なる。日本の福島原発汚染水は、事故後に溶融損傷した爐心に注入された冷卻水と、原子爐內(nèi)に浸透した地下水や雨水に由來(lái)し、溶融爐心に存在する様々な放射性核種を含んでおり、原発の通常運(yùn)転によって生じる廃水とは根本的に異なるものだ。IAEAは日本の原発汚染水の浄化裝置の有効性と長(zhǎng)期的な信頼性の評(píng)価を全く行っておらず、今後30年間で全ての原発汚染水が処理基準(zhǔn)を満たせるとの保証はない。長(zhǎng)期的な海洋放出が海洋環(huán)境や食品の安全性に與える影響についても、IAEAが軽々しく結(jié)論を出せるものではない。
もしも福島汚染水は飲める、泳げると考える人がいるなら、日本は原発汚染水を海に放出して國(guó)際社會(huì)に懸念を與えるのではなく、原発汚染水を十分に利用して、こうした人に提供して飲んでもらったり泳いでもらったりしてはどうか。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年7月12日