バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)は7日、米國が保有していた化學(xué)兵器の廃棄をすでに完了したと発表し、「化學(xué)兵器なき世界」へのさらなる邁進(jìn)だとした。これについて、外交部（外務(wù)省）の毛寧報(bào)道官は10日の定例記者會(huì)見で「『化學(xué)兵器なき世界』への邁進(jìn)は依然として多くの試練に直面している。日本が中國に遺棄した化學(xué)兵器の廃棄はすでに何度も期限を過ぎている」と指摘した。

毛報(bào)道官は「化學(xué)兵器の全面的な禁止と完全な廃棄は化學(xué)兵器禁止條約の核心的目標(biāo)であり、締約國が果たすべき義務(wù)でもある。條約の規(guī)定では、締約國は條約の発効した1997年から10年以內(nèi)に廃棄を完了するべきだった。米國は保有する化學(xué)兵器の廃棄を最後に完了した國であり、條約の定める廃棄期限から大幅に遅れた。また、化學(xué)兵器なき世界への邁進(jìn)は依然として多くの試練に直面している。日本が中國に遺棄した化學(xué)兵器の廃棄はすでに何度も期限を過ぎており、中國國民の生命と財(cái)産及び生態(tài)環(huán)境の安全を深刻に脅かしている。日本が中國に遺棄した化學(xué)兵器を全面的かつ完全に廃棄できなければ、化學(xué)兵器なき世界という目標(biāo)の実現(xiàn)は不可能だ。中國は日本に対して、歴史的な責(zé)任と國際的な義務(wù)をしっかりと擔(dān)い、1日も早く遺棄した化學(xué)兵器を完全に廃棄するよう、改めて促す」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月11日