新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)哈密（クムル）市伊吾(アラトゥルク)県で、あるネットユーザーが最近、烈士陵園を訪れた際に拾った木の枝を折ってみたところ、その斷面に赤い星模様が入っていることに気づいた。ネットで調(diào)べてみると、これは「紅星楊」と呼ばれるポプラの品種であることが分かった。

「紅星楊」と呼ばれているのは、枝の節(jié)をゆっくりと折ると、斷面に赤い星模様が入っているからだ。この星模様は中國人民解放軍の帽章のマークにそっくりだ。

伊吾県烈士陵園には、「伊吾40日防衛(wèi)戦」記念碑が立っており、その両側(cè)に紅星楊が植えられている。記念碑へと通じる道沿いに並ぶ兵士のように植えられた紅星楊は、烈士たちの墓だけでなく、この土地で暮らす人々をも守っているかのようだ。

職員によると、この墓地は「伊吾40日防衛(wèi)戦」で犠牲になった烈士を記念するために造成された。紅星楊の木は墓地を建設(shè)する際に植えられ、落ちている枝を記念に持ち帰る人も多いという。

ただ、職員は、「枝は折らないでほしい。樹木を大切にすることは、英霊に敬意を示すことに通じる」と注意を呼びかけている。

ネットユーザーからは、「忠実な烈士がここに眠っている。紅星楊の赤い星の模様は烈士たちの忠実な心のようだ」や「烈士陵園の木の枝の中にある星の模様を見るだけで、胸が熱くなる」といった聲が寄せられている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月31日