観光スポットをスラスラと解説する頤和園の「最強の清掃員」が話題に
北京の観光スポット?頤和園で清掃員をしている張旭さん(40)が、観光客に八小部洲(提訶洲、毗提訶洲、舍諦洲、上儀洲、遮末羅洲、筏羅遮末羅洲、矩拉婆洲、拉婆洲)をまるで早口言葉のように、よどみなくスラスラと紹介する動畫がネット上で大きな話題となっている。ネットユーザーたちからは、「最強の清掃員」や「もしかして管理者が清掃員のふりをしているのかも?」といったコメントが寄せられている。
警備員や建築作業(yè)員の仕事を経験したこともあるという張さんは取材に対して、「萬壽山の裏山の中央にある『四大部洲』付近の清掃を擔(dān)當(dāng)している。あの日は観光客數(shù)人が本を片手に、行ったり來たりしながら、どこがどこなのかわからないようだったので、間違いを正したついでに、説明した」と當(dāng)時の様子を語った。
そして、「普段から、清掃だけでなく、道案內(nèi)や問い合わせの対応、景勝地內(nèi)の説明といったサービスも提供している。いつもの業(yè)務(wù)をこなしていただけだったので、こんなに大きな話題になるとは思ってもみなかった」とした。
ネットユーザーの「清掃員なのに、なぜ頤和園の建築物をあんなにスラスラと早口言葉のように説明できるのか?」という疑問に、張さんは、「父が建築業(yè)界で働いていたので、子供の頃から建築に関することを色々耳にしていたし、建築にも興味があった。歴史的な建築物に興味を持つようになったのは、故宮に行ったのがきっかけ。初めて故宮に行った時、スケールの大きな建築物のほか、彩絵や組物、屋根などを見て、とても美しいと心を揺り動かされた」とした。
張さんは子供の頃、観光で訪れた頤和園の職員の一員となり、仕事をしていることに「特別な縁」だと感じているという。張さんが頤和園で働くようになったのは昨年からのことだが、「毎朝ここに來るたびに、自分はまるでここにある石の一つように融け込んでいると感じることができる」という。仕事の合間に、張さんは各種書籍やネット上の各種資料をチェックし、一つ一つ見比べたうえで、実際の頤和園の中を自分の目で確かめるのだという。
そして、時間さえあれば、観光客に見所を説明しているといい、「無責(zé)任なことを言って、観光客に間違ったことを伝えるわけにはいかない」と話す。スラスラと八小部洲について説明する動畫を見たネットユーザーが大絶賛しているものの、張さんは、「しょっちゅう解説しているわけではない。今回はたまたま自分がよく知っていて、スラスラと話せる內(nèi)容を、観光客が動畫を撮影していただけ」とあくまで謙虛に語った。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月11日
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