甲骨文字で3千年前の戦爭(zhēng)を再現(xiàn)してみたら?
「甲骨文字を使った動(dòng)畫で3千年前の戦爭(zhēng)を再現(xiàn)」というタイトルの動(dòng)畫がネットに投稿され、多くのネットユーザーの注目を集めている。動(dòng)畫は、甲骨文字を使って殷と周の両王朝の軍隊(duì)を描き出し、戦いに向けて互いに勇ましく前進(jìn)する様子を再現(xiàn)している。動(dòng)き出した甲骨文字を目にしたネットユーザーからは「感動(dòng)した」といったコメントが寄せられている。
この動(dòng)畫を制作した「博物漢字」プロジェクトチームは、中國の文化を愛する「90後(1990年代以降生まれ)」の若者たちで構(gòu)成されている。メンバーの一人である黃さん(女性)は、「最近、ネットで殷王朝を巡る話題が注目を集めている。そこで私たちはこうした歴史の物語を甲骨文字で再現(xiàn)することで、甲骨文字に関する知識(shí)を紹介できるのではないかと考えた。動(dòng)畫では、殷?周時(shí)代の最も重要な戦いの一つである『牧野の戦い』を描いた」と紹介した。
殷と周の両陣営には、それぞれ特徴があり、殷軍は象に乗って戦うため、「象部隊(duì)」があった。そのため、動(dòng)畫の中で「人」の字は、甲骨文字の「象」の上に乗っている。一方、周軍は馬4頭立ての戦車を用い、その柔軟性と攻撃性により優(yōu)れていた。動(dòng)畫の中では甲骨文字の「馬」を微調(diào)整して、甲骨文字の「車」を組み合わせることで、1人で4頭立て戦車を操る様子を描いている。
また、動(dòng)畫の中に描かれている兵士には、まだ解読されていない甲骨文字が使われているのだという。
動(dòng)畫に使用された甲骨文字の原型。
「制作時(shí)には、まず史料の記録を參考として古代の兵士が使用した裝備を探し出し、それらに対応する甲骨文字をリストアップして當(dāng)てはめていった。歴史的資料や詩を戦爭(zhēng)場(chǎng)面を想像する際に參考にし、甲骨文字を使ってこれらを表現(xiàn)することを試みた」と黃さん。
最古の文字のひとつである甲骨文字は、3千年以上の時(shí)を越えて、「博物漢字」プロジェクトチームが制作した甲骨文字動(dòng)畫を通じて、私たちに甲骨文字の魅力と漢字文化の奧深さを感じさせてくれる。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月19日
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