浙江省の下姜村が「ベスト?ツーリズム?ビレッジ」に選定されるまでの道のり
國連世界観光機関(UNWTO)はこのほど、「ベスト?ツーリズム?ビレッジ」を発表し、中國からは浙江省淳安県下姜村など4村が選定された。これで「ベスト?ツーリズム?ビレッジ」に選定された浙江省の村は、下姜村を含めて2村となった。人民網が報じた。
かつては山奧にあるためアクセスが非常に悪く、一人當たりの耕地面積も極めて少なかった下姜村が「ベスト?ツーリズム?ビレッジ」に選定されるまでの道のりは容易ではなかった。
下姜村は2011年に、「美しい農村」プロジェクトを始動し、家屋の外観をリニューアル。白い壁に灰色の瓦という組み合わせで統(tǒng)一された民家は水墨畫のような景色を織りなしている。
また、土地転用(農地使用権の転用)を大規(guī)模に行い、近代的な農業(yè)パークや産業(yè)パークを建設し、村民が土地1ムー(約6. 7アール)當たり少なくとも1200元(1元は約20.6円)のレンタル料や利益配分を受け取ることができなるようになり、穀物を栽培していた頃に比べ、収入がかなり増えた。さらに、雇用も創(chuàng)出されたため、村民は給料を得ることもできるようになった。
水墨畫のような景色が広がる下姜村(撮影?程海波)。
さらに下姜村は「1千村モデル、1萬村再開発」や「美しい農村」、「プチリニューアル、的を絞ったアップデート」といったプロジェクトを活用して、生態(tài)系回復を展開し、メタンガスプールの建設から、天然ガスパイプラインの建設まで、生態(tài)エネルギーを起點として、農村の水系、むき出しの傾斜面、非特定汚染源などの統(tǒng)一した改善を推進してきた。
生態(tài)環(huán)境の改善により、発展の余地が生まれ、下姜村はアグリツーリズム発展に大々的に力を入れるようになった。そして、文化?観光融合を発展戦略とし、職人工房を開設し、餅の加工品「麻糍」や竹細工、木の根に彫刻する「根雕」といった伝統(tǒng)手工蕓文化の伝承に取り組んだほか、農業(yè)?文化?観光を融合させた業(yè)態(tài)の導入、育成にも取り組み、「原山」、「原水」、「原村落」をベースに、さまざまな産業(yè)が融合しながら発展し、相乗効果が生まれるようにしてきた。
下姜村の美しい風景(撮影?夏利新)。
下姜村には現(xiàn)在、20種類以上の文化?観光業(yè)態(tài)がある。2022年、下姜村を訪れた観光客は延べ40萬9500人で、うち宿泊客は延べ5萬4800人、観光収入は6565萬元に達した。また、同村で各種トレーニングが884回行われ、受講者は延べ4萬4000人に達した。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月3日
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