龍が3つで何と読む? 辰年の年越し番組テーマは「龍行龘龘、欣欣家國」
「龍行龘龘、欣欣家國(龍の進む様子は龘龘<とうとう>としている、家と國の発展をことほぐ)」。中央広播電視総臺は2日、2024年の春節(jié)聯(lián)歓晩會(春晩。春節(jié)<舊正月、24年は2月10日>を祝う中國の國民的年越し番組)のメインテーマとメインロゴを発表した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
メインテーマの「龘」の字はなんと読むのか。「康熙字典」によれば、この字は初の楷書字典である「玉篇」に掲載されており、中國語の音は「dá」。「龍行龘龘」は、龍が天空を駆け巡る様子が勢い盛んで力にあふれていることを形容する言葉だという。古代にはトーテムだった龍はやがて吉祥のシンボルへと変わっていき、5000年の歴史の大河の中で、中華民族の精神的シンボルや文化的符號へと徐々に進化していった。24年の春晩は「龘」の字をメインに據(jù)え、「龘龘」という言葉によって中國人14億人が奮闘努力し、勢い盛んに上昇する精神を生き生きと描寫している。
24年の春晩のメインロゴは、「龘」をメインビジュアルとしており、全體のデザインは、中國伝統(tǒng)の篆刻蕓術(shù)の中でもとりわけ特色ある「中國朝廷公印」スタイルの字體「九畳篆」からインスピレーションを得ている。荘重でバランスが取れ、全體がよく調(diào)和しており、気迫に満ちた雄渾な文化的ムードをたたえている。メインロゴのデザインは、中國の月探査プロジェクトや惑星探査プロジェクトのロゴを手がけた顧永江氏が擔(dān)當(dāng)し、伝統(tǒng)的な書道をベースに、極めて現(xiàn)代的な「再加工」が施されている。メタリックな質(zhì)感に輝く「龘」の字はまるでICチップのようで、古い漢字と現(xiàn)代のテクノロジーが結(jié)び付き、古今をつなぎ、未來に通じる辰年春晩のロゴマークとなっている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月4日
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