中國のLPRが4ヶ月変動なし 専門家「2024年には引き下げの余地」
中國人民銀行(中央銀行)から権限を授與された全國銀行間資金調(diào)達(dá)センターは20日、最新の最優(yōu)遇貸出金利(LPR)を発表した。1年物の金利は3.45%、5年以上物の金利は4.2%とし、いずれも先月から據(jù)え置いた。今年9月以降、LPRは4ヶ月連続で変動がなかった。
中國民生銀行の溫彬チーフエコノミストは、「12月も、LPRは據(jù)え置かれて変動がないのは主に政策金利である中期貸出制度(MLF)の金利が変動しなかったこと、市場金利が引き続き高水準(zhǔn)で推移したこと、銀行の純利息マージンが引き続き圧力を受けたことなどの要因と関係があり、LPRには引き下げ調(diào)整に対応するだけの原動力と余地がなかった」と指摘した。
來年はLPRには引き下げの余地があるだろうか。溫チーフエコノミストは、「今年の中央金融政策會議で、『政策実施と業(yè)務(wù)推進(jìn)により一層力を入れ、流動性の合理的なゆとりと資金調(diào)達(dá)コストの持続的な低下を維持する』ことが提起された。中國人民銀行の2023年第3四半期(7-9月)金融政策執(zhí)行報告では、『LPRの実際の貸出金利に対する指導(dǎo)性を増強(qiáng)し、実體経済における資金調(diào)達(dá)コストの安定の中での低下を推進(jìn)する』ことが指摘された。このほか、中央経済政策會議では、『社會の総合的資金調(diào)達(dá)コストの安定の中での低下を促進(jìn)する』ことが提起された。こうしたことは2024年に人民銀行が高い確率でLPRの適度な引き下げを誘導(dǎo)し、ひいては資金調(diào)達(dá)コストの安定の中での低下を推進(jìn)し、生産的消費(fèi)における貸出ニーズを活性化しようとすることを意味している」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月21日
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