中國人民銀行は2023年3月27日より、預(yù)金準(zhǔn)備率を0.25％下げると発表した（すでに5％の預(yù)金準(zhǔn)備率を?qū)g施している金融機(jī)関は含まれない）。これは、今年初の全面的な引き下げとなり、これにより、金融機(jī)関の預(yù)金準(zhǔn)備率は加重平均で約7.6％となる。

招聯(lián)金融の董希淼首席研究員は、今回の引き下げで中長期流動性資金約5500億元（1元は約19.2円）が出回り、銀行の資本コストが年間約70億元下がると予測する。

また、董首席研究員は、「今回の引き下げは予想を上回ったが、必要性のあるものだ。短期的要因を見ると、1月と2月に人民元貸付殘高は急増し、銀行機(jī)関での中長期流動性補(bǔ)充需要が著しく高まった。1-2月の企業(yè)向け融資は割合良好だったが、個人向け融資は成長力に乏しく、需要が不足し、金融政策の実施力強(qiáng)化は時宜を得たものだ」とした。

董氏によると、引き下げは金融機(jī)関の資金コストを下げ、金融機(jī)関が実體経済に利益を得させ、融資の総合コスト引き下げの持続性を強(qiáng)化することに寄與する。同時に、明確な政策メッセージを発し、安定成長と內(nèi)需拡大により良く寄與するよう金融機(jī)関を?qū)Г⑹袌訾涡蓬mと予想をさらに安定化させていくという。

英大証券の李大霄首席エコノミストは、「今回の引き下げは方向性において予想と一致したが、その時機(jī)は予想を超えており、不動産市場の安定化、経済成長の促進(jìn)、株式市場の安定化のいずれにおいても重要な役割を果たし、実體経済、特に資金を急いで必要とする企業(yè)にとっては『恵みの雨』になるだろう」との見方を示している。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年3月20日