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東北エリアならではの「花柄の綿入れ」が冬のニューファッションに?

人民網(wǎng)日本語版 2024年01月16日08:53

東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れを著て寫真を撮影する女性(撮影?趙宇航)。

東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れを著て寫真を撮影する女性(撮影?趙宇航)。

赤や緑などの派手な色合いの花柄は、中國の北方エリア、特に東北エリアでよく見られる綿入れや掛け布団に使用される柄で、これまでほとんどの人の目には「ダサい」柄だった。しかし、今シーズンの冬は、そんな「花柄の綿入れ」がニューファッションとして人気を集めている。

昨年末、「東北エリアの花柄が世界を征服」というトピックがネットで注目を集めた。その中で高い人気を集めたのが、ある中國人ブロガーが赤い花柄のTシャツを著て、サングラスをかけて外國の街中に立っている動(dòng)畫。動(dòng)畫の中でこのブロガーは周りの外國人の注目を集め、中には一緒に寫真を撮ってほしいと近寄って來る外國人もいた。

そのブロガーのハンドルネームは「李美越」で、東北エリアの花柄を世界に進(jìn)出させた「影の立役者」と呼ばれている。李美越さんは、これまでに數(shù)多くの動(dòng)畫を投稿しており、ある動(dòng)畫では外國人に東北エリアの花柄の服を著てもらい、街中を歩く様子を撮影しており、動(dòng)畫の中で道行く人のほとんどが振り返って見ていた。

黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市への旅行が今シーズンの冬、爆発的人気となったこと受けて、「花柄の綿入れ」もまた人気を集めるようになっている。哈爾浜の観光スポットに行くと、「花柄の綿入れ」を著て記念寫真を撮影しているたくさんの観光客を目にすることができる。黒竜江省は「東北エリアの花柄」をテーマにした列車を打ち出し、哈爾浜市でも「東北エリアの花柄」で飾り付けた公共バスを打ち出している。

「東北エリアの花柄」をテーマにした列車

「東北エリアの花柄」をテーマにした列車

「東北エリアの花柄」で飾り付けた公共バス

「東北エリアの花柄」で飾り付けた公共バス

中國中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルの報(bào)道によると、哈爾浜市では現(xiàn)在、「東北エリアの花柄」生地の売上が大幅に増加し、在庫切れとなっているメーカーもあるほどだ?,F(xiàn)地のある店によると、伝統(tǒng)的な花柄と流行しているデザインを組み合わせた服を主に販売しており、コストパフォーマンスが高く、人気を集めているという。

「東北エリアの花柄」が人気を集める理由は?

「東北エリアの花柄」は1950年代に上海で誕生し、「赤い牡丹」や「錦鳳」、「牡丹と鳳凰」といった模様が描かれている。派手な色遣いで、インパクトが強(qiáng)く、その模様はおめでたい雰囲気を醸し出しており、それらの特徴から、中國の伝統(tǒng)衣裝文化における「寶」のような存在となっている。そのため、「東北エリアの花柄」は都市部に住む多くの人々にとって、生まれ故郷での思い出を蘇らせ、共感を覚えさせている。これが人気を集める理由の1つだろう。さらに氷雪観光の人気に伴い、真っ白な氷雪と派手な色遣いの花柄が、鮮やかなコントラストをなしている點(diǎn)もまたその人気の理由の1つと言っていいかもしれない。

観光客に東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れをレンタルするショップ(撮影?趙宇航)。

観光客に東北エリアならではの鮮やかな色合いの花柄の綿入れをレンタルするショップ(撮影?趙宇航)。

一方で、CCTVのビジネスチャンネルの評論家?萬喆氏は、「希少性が『花柄の綿入れ』の流行の主な原因だろう。好んで身につけているのは、主に95後(1995-99年生まれ)の若者で、こうしたデザインをこれまでほとんど目にしたことが無く、彼らはより希少だと感じている。それがその価値を高めている。流行とはある決まった周期で繰り返されるもので、中國的な要素の中には、ファッションの要素として掘り起こすことのできるものがまだたくさんある」との見方を示した。 (編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月16日

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