資料寫真

季節(jié)は舊暦12月を迎えて春節(jié)（舊正月、2024年は2月10日）が近づき、年末の消費(fèi)シーズンが今年も例年通りやって來た。辰年を祝う福の字が書かれた「対聯(lián)」（家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙）、辰年新年の卓上カレンダー、辰年モチーフのアンダーウェア?タイツなど、竜の要素を取り入れた商品が人気を集めている。ネットショップで竜関連商品の注文が10萬件を超えたところも少なくない。

今年の越境ECもこれまでと違う様子を見せている。國連が春節(jié)を國連の祝日に指定したことを受けて、海外で事業(yè)を展開する企業(yè)は忙しい年末を迎えている。

1月中旬になり、舊暦辰年の「正月用品」が複數(shù)のECプラットフォームで取り扱われるようになり、辰年関連グッズは幅広く人気を集めている。淘寶（タオバオ）、京東、拼多多など複數(shù)のECプラットフォームで、辰年の対聯(lián)、辰年のつるし飾り、辰年モチーフのスウェット?パーカーが人気商品になり、注文が10萬件を超えたショップも少なくない。

正月用品の消費(fèi)の中心は若者だ。阿里巴巴（アリババ）のデータによると、25-34歳の層がプラットフォームの正月用品イベントで中核を擔(dān)う購買層になり、取り引きをした人の42％を占めた。

大學(xué)を卒業(yè)したばかりの李さんは、「今、セレモニー感がますます重視されるようになった。ここ數(shù)日の間に、家のお正月ムードを盛り上げるため、辰年モチーフのつるし飾り、裝飾用の置物、金文字加工のお年玉袋をたくさん注文した」と話す。多くの若者が無形文化遺産の伝統(tǒng)的商品にも注目するようになり、刺繍された竜舞のリボン、竹の枠組に綿布を貼り付けた青竜の提燈飾りなどの人気が高い。

越境ECサイトのTemuに出店する黃浩恩さんは、「ものすごい売れ行きだ。今、1日に３萬件以上の注文があり、前月に比べて、1日當(dāng)たりの受注件數(shù)が1000-2000件増えた」と話す。出店してから春節(jié)を迎えるのは今年で2回目だが、年末消費(fèi)のラストスパートのシーズンを本當(dāng)の意味で迎えるのは今年が初めてという。

今年は國連の祝日になって初めて迎える春節(jié)だ。海外では中國系の住民はもとより、それ以外の多くの人々も年越し用品を購入して春節(jié)を迎えるとみられる。

対外経済貿(mào)易大學(xué)國家対外開放研究院の呂越教授は、「『中國のお正月』の影響力が高まるにつれ、國際市場では中國文化と春節(jié)に関わる商品のニーズが大幅に増加した。このことは越境ECに中國の特色ある商品と文化をグローバル市場に普及させるチャンスをもたらした上、市場をより大きく開拓するチャンスももたらした」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年1月18日