中國へ5000萬UAEディルハム送金 UAEが初のデジタル通貨によるクロスボーダー決済
資料寫真
アラブ首長國連邦(UAE)の中央銀行が初めてデジタル通貨「デジタルUAEディルハム」によって中國に5000萬UAEディルハム(1UAEディルハムは約40.0円、約20億円)を支払った。
UAEのマンスール副大統(tǒng)領(lǐng)兼中央銀行総裁は1月29日、UAE中央銀行創(chuàng)立50周年記念式典で、多國間中央銀行デジタル通貨ブリッジ(Multi-CBDC Bridge、以下「通貨ブリッジ」)を通じてこの決済を行った。
通貨ブリッジはブロックチェーン技術(shù)に基づき構(gòu)築されたクロスボーダー決済プラットフォームであり、すべての參加者が同期されたリアルタイム更新の帳簿を使用。中國人民銀行(中央銀行)は2021年2月、香港金融管理局、タイ中央銀行、UAE中央銀行と共同で多國間中央銀行デジタル通貨ブリッジプロジェクトを発起し、主に中央銀行デジタル通貨のクロスボーダー決済における応用を模索してきた。
新華社によると、中國人民銀行デジタル通貨研究所の穆長春所長は2023年11月29日の中國(深セン)金融科學(xué)技術(shù)會議で、通貨ブリッジと現(xiàn)行のクロスボーダー決済システムの最大の相違點(diǎn)として、現(xiàn)行のクロスボーダー決済システムが1行または複數(shù)の銀行を経由する必要があり、支払い経路が長く、費(fèi)用が高いのに対し、通貨ブリッジでは商業(yè)銀行が法令を守りつつ取引効率を大幅に向上させ、クロスボーダー決済コストを削減できる點(diǎn)を挙げ、通貨ブリッジの実際の取引経験によれば、取引コストを少なくとも50%削減できるとした。
近年、中國はUAEとの金融協(xié)力を深めている。2023年11月、雙方は「中國人民銀行とアラブ首長國連邦中央銀行の人民元/ディルハム二國間通貨スワップ協(xié)定」と「中央銀行のデジタル通貨協(xié)力強(qiáng)化に関する覚書』に調(diào)印した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年2月2日
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