杭州の西湖で「歌う夫婦」が話(huà)題に
浙江省杭州市の西湖の湖畔で一緒に歌を歌う邵さんと張さんの夫婦が最近、話(huà)題をさらっている。眉毛も髪も真っ白で、片手にスマホを持ち、片手はポケットに入れ、足で軽快にリズムを取りながら歌うというのが邵さんのトレードマークだ。
邵さんが歌う場(chǎng)所は、岳王廟の向かい側(cè)にある「亭」の下や堤防?蘇堤の長(zhǎng)いすなど、しばしば変わるものの、どこで歌う場(chǎng)合でも、傍には常に妻の張さんがいて、笑顔を浮かべながら一緒に歌っているという點(diǎn)は変わらず、時(shí)には高い音域で歌い上げ、盛り上げている。二人のレパートリーは非常に多く、ネットで話(huà)題となった曲もますます増えている。
地元メディアの報(bào)道によると、邵さん夫婦はプロの歌手ではなく、歌がうまいのは天賦の才であり、歌をこよなく愛(ài)しているのだという。若い頃、工場(chǎng)で働いていた邵さんは、歌のほか、京劇や寄席蕓能の一種「評(píng)弾」、さらに三弦琴も得意だったという。ただ、工場(chǎng)を辭めてからは、貿(mào)易関係のビジネスを始め、仕事が忙しくなったため、歌を歌ったりする時(shí)間はなくなり、退職後に再び始めたのだという。
邵さんの音感は良いものの、歌詞を覚えるのが苦手。一方の張さんは高い音域を歌い上げることができ、歌詞を覚えるのも得意と、互いを補(bǔ)完し合うベストパートナー。ただ、張さんは2022年に、大病を患い、夫婦で歌うことが暫くできなくなってしまったという。それでも昨年、體調(diào)が回復(fù)し、邵さんと再び西湖に出かけ、「夫婦で歌う」ことを再開(kāi)したという。
歌のほか、邵さん夫婦はドライブ旅行も大好きなのだという。西湖では、邵さんが「メインボーカル」を務(wù)めているが、車(chē)で遠(yuǎn)くへ出かける時(shí)にハンドルを握るのはいつも決まって張さんだという。張さんは「車(chē)の運(yùn)転は、主人より私のほうが上手」と笑顔で話(huà)す。
動(dòng)畫(huà)が話(huà)題となっていることについて、邵さん夫婦は「特別な縁」と見(jiàn)なしているものの、邵さんは、「遠(yuǎn)くからわざわざ見(jiàn)に來(lái)てもらうのは申し訳ない。出會(huì)いというのは『縁』で、もし西湖で僕たちが歌っているのを見(jiàn)かけたら、拍手を送ってくれたり、靜かに聞いてくれたり、一緒に寫(xiě)真を撮ってくれたりしたら、とてもうれしい」とした。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年3月18日
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