現(xiàn)在配信中のサスペンスドラマ「新生」は最近の中國(guó)國(guó)內(nèi)のサスペンスドラマにおいては良作と言ってもいいだろう。獨(dú)特なストーリーテリングや斬新な人物設(shè)定、意味深いテーマで、視聴者の注目を集めている。

「新生」は、井柏然（ジン?ボーラン）演じる主人公?費(fèi)可の訃報(bào)を受け、周依然（ジョウ?イーラン）演じる女性記者の何珊と、他の5人が追悼式に招待される。その5人はいずれも費(fèi)可との間に誰(shuí)も知らない過(guò)去がある。そして、何珊たちは、費(fèi)可には複數(shù)の顔があったことを知ることになる。費(fèi)可とはいったい誰(shuí)なのだろうか？過(guò)去を振り返りながら、費(fèi)可の素顔や真相がひも解かれていく。

新進(jìn)気鋭の申奧監(jiān)督は、2019年、結(jié)婚詐欺にスポットを當(dāng)てた映畫「受益人（My Dear Liar） 」で映畫監(jiān)督としてデビュー。その後、2023年にミャンマーが舞臺(tái)でインターネット詐欺にスポットを當(dāng)てた映畫「孤注一擲（No More Bets）」が公開(kāi)され、注目を集めるようになった?！感律工?、そんな申奧監(jiān)督にとって初のドラマ作品?！该苁窑沃i」解きスタイルを採(cǎi)用し、ゲーム式パターンで人物を設(shè)定し、すでに配信済みの8話までで、視聴者をその世界に入り込んだような気分にさせ、中國(guó)のサスペンスドラマに新たなスタイルを加えている。

「新生」は、井柏然が演じる費(fèi)可を中心にストーリーが展開(kāi)されている。陳樹発にとって、費(fèi)可は若くて才能ある立派な娘婿だった。程浩にとって、費(fèi)可は誠(chéng)実で信頼できる同業(yè)の後輩、蘇倩にとって、費(fèi)可はハンサムでロマンチックな戀人といった具合に、彼はいろんな顔で、いろんな人と接している。費(fèi)可は、中國(guó)のドラマでは珍しい「ヒールキャラ」なのだ。同時(shí)に、完全な悪者というわけではなく、伝統(tǒng)的な意味におけるヒーローというわけでもなく、矛盾に満ち、必死に生きる普通の人で、とてもリアルで現(xiàn)実味ある人物設(shè)定となっている。

「新生」を見(jiàn)ると、初めは「被害者が詐欺師の葬式に參加する物語(yǔ)」と感じるかもしれないものの、ストーリーが展開(kāi)されていくうちに、その影に隠されている真相が明らかになっていく。サスペンスであると同時(shí)に、そこには、複雑な人間の本性や、法律と道徳の境界線といった多くの社會(huì)問(wèn)題が含まれており、深みがあり、色々と考えさせられる作品となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年5月14日