彫刻刀で木の根に「命」を吹き込む「根彫」 江西省の無形文化遺産
中國(guó)には木の根に彫刻をする「根彫」という手工蕓がある。材料を選び、構(gòu)想を練り、形を整え、加工し、磨き上げると、木の根に新たな命が吹き込まれ、蕓術(shù)作品となる。江西省宜春市宜豊県橋西郷のアトリエに足を運(yùn)ぶと、省級(jí)無形文化遺産である「根彫」の代表性伝承人?劉四喜さんが「根彫」の作品を制作していた。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
小學(xué)校の時(shí)に中國(guó)の伝統(tǒng)絵畫「國(guó)畫」に、中學(xué)生の時(shí)には「根彫」に出會(huì)った劉さんは、少しずつ蕓術(shù)家への道を歩んでいき、「根彫」を制作して生計(jì)を立てるようになっていった。劉さんの作品は観光客に人気となったほか、各コンテストで大賞を次々と受賞してきた。
劉さんの作品は、昔や現(xiàn)代の人物、鳥、動(dòng)物、花、魚、昆蟲などをテーマにしており、「特に人物をモチーフにする時(shí)は、そのイメージや特徴を十分に引き出すようにしている。そのため、特に人物の體や表情、仕草などの特徴をデザインすることを重視している。何でもないようなちょっとしたことが、全體を引き立てる重要な役割を果たす」としている。
そして、「『根彫』の作品を作り上げるには時(shí)間がかかり、高い技術(shù)も必要で、孤獨(dú)に耐える忍耐力が必要だ。それは、『根彫』の技術(shù)を伝承していくのが難しい原因の一つでもある。これまで、40年以上にわたって弟子を育ててきた。一人前になり、『のれん分け』した職人も多い」とする。今は第一線から退いているという劉さんだが、引き続き作品を制作しながら、學(xué)校やコミュニティで頻繁に活動(dòng)を行うことで、ますます多くの人が「根彫」を知り、それを愛するようになっているという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年5月16日
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