今月22日午後10時55分、二十四節(jié)気の14番目「処暑」を迎える。1年のうちで最も暑い「三伏」が今月24日に終わると、涼しさをもっと感じることができるようになる。今年の夏、酷暑に見舞われた中國南方エリアでも、暑さが落ち著きを見せ、涼しい風(fēng)が吹き始めるだろう。新華社が報じた。

秋の2番目の節(jié)気である「処暑」について、民俗學(xué)者である天津社會科學(xué)院の研究員?王來華氏は、「二十四節(jié)気のうち、『暑』という字が入っている節(jié)気は、『小暑』、『大暑』、『処暑』の3つ?！簞I暑』は、『暑さが終わる』という意味で、暑さが少しずつ落ち著いていく」と説明する。

ただ、今年の「三伏」は7月15日から8月24日までの40日間で、ロングバージョンとなっており、「小暑」、「大暑」、「立秋」、「処暑」の4つの節(jié)気をカバーしている。そして、24日に「三伏」が終わるものの、気溫が下がらず、蒸し暑い日が続く地域も少なくない。

王氏は、「例年の狀況からして、本當(dāng)に涼しくなるのは、二十四節(jié)気の15番目『白露』の頃。その頃になると、心地良い涼しさとなり、爽やかな気候となる」と説明する。

処暑のヘルスケア、やってはいけない4つのこと

【夜更かし】

暑さが落ち著き、秋入りすると、中國醫(yī)學(xué)で言う「気」が不足し、手足がだるくなりやすくなる?！竸I暑」の頃は、夏の夜遅くに寢る習(xí)慣を改め、毎日いつもより1時間長く寢るよう心掛けて、疲れを感じて眠気に襲われやすい秋に向けて準(zhǔn)備を整えるようにしよう。

【過度な運(yùn)動】

もちろん適度な運(yùn)動は體にいいものの、過度な運(yùn)動、特に激しい運(yùn)動は、逆に體に悪い。中國には「春には生じ」、「夏には成長し」、「秋には収まる」、「冬には貯蔵する」という言葉があるように、秋は、中國醫(yī)學(xué)で言う「陽気」が失われないように心掛ける必要がある季節(jié)で、過度な運(yùn)動は「陽気」を消耗してしまうからだ。

【早過ぎる厚著】

「処暑」の頃になると、気溫が少しずつ下がり始め、朝晩は涼しさを感じるようになる。ただ、慌てて厚著をするのは避けたほうがいい。秋は體を適度に冷やし、新陳代謝を促進(jìn)し、體が熱を発するようにして、冬の寒さに耐える能力を高めるよう心掛けよう。

【肉類をむやみに食べる】

「処暑」の頃になると、胃腸が弱りやすい。肉類などのタンパク質(zhì)が多い食べ物を食べ過ぎると、胃腸に負(fù)擔(dān)がかかり、その機(jī)能に影響を與えてしまうので注意が必要だ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月21日