中秋節(jié)に向けて、杭州の寺院が次々と精進(jìn)スタイルの月餅発売開始 浙江省
北宋(960-1127年)時(shí)代、浙江省杭州市の寺院にはすでに、動(dòng)物性原材料を一切使用しない精進(jìn)スタイルの月餅「素月餅」があったという言い伝えがある。「太師餅」から進(jìn)化した「素月餅」を愛する杭州の人々の思いは、1000年以上もの間、受け継がれ続けてきた。中秋節(jié)(舊暦8月15日、今年は9月17日)が近づき、杭州市の各寺院はそんな素月餅の発売を次々と開始している。先頭を切ったのは法浄禪寺で、8月9日には早くも発売を開始した。それに続いて、法喜寺や香積寺、霊隠寺なども順次発売を開始し、杭州は今、年に一度の「月餅シーズン」に突入している。浙江在線が報(bào)じた。
法喜寺で販売している「素月餅」
法浄禪寺の関係者は、「今年も最も伝統(tǒng)的な杭州の味になっており、黒ゴマ、ハスの実餡、バラ、果実ミックス、小豆、椒塩(粉サンショウと塩を混ぜた餡)の6種類。値段も昨年と同じで、8個(gè)1セットで50元(1元は約20.3円)」と説明する。
子供の夏休みに合わせて杭州に旅行に來(lái)たという李さんは、月餅をすでに発売している法喜寺で、「どの味がおいしいのか分からないので、全て1セットずつ買った。杭州の寺院が月餅を売っているというのは初耳。たくさんの人が買っており、おばさんたちも『おいしい。杭州の伝統(tǒng)的な味』と言っていたので、食べてみようと思って買った」と話していた。
中國(guó)では國(guó)産品のトレンド「國(guó)潮」がブームとなり、若者の心を摑もうと各老舗が取り組んでいることもあって、若者の間で「素月餅」の人気も高まっている。中國(guó)データ研究センターが発表した「2023中國(guó)月餅業(yè)界消費(fèi)?ブランドの現(xiàn)狀白書」によると、各種特色ある月餅に関心を持つ男女を年齢層別で見ると、20-40歳が最も多く、60%以上を占めていた。
杭州の老舗?百味聚が企畫した月餅の展示?販売イベントで、李君総経理は、販売代理店に、今年の新商品を紹介し、「このとてもヘルシーな『シイタケ&紫蘇味』の素月餅は今年の新商品で、若者の人気を集めている。『シイタケ&紫蘇味』と『塩味の干し野菜入り』の月餅はカロリーが低く、ヘルシーが売り。その他にも、『クルミ入りナツメあんスポンジ生地仕上げ』の月餅は、月餅の皮の部分にスポンジ生地を使用している。ヘルシーで美味しい商品を作るというのは、當(dāng)社が常に追い求めていることで、『素月餅』の販売も、市場(chǎng)のトレンドとニーズに合わせた取り組み」と説明していた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年8月28日
注目フォトニュース
関連記事
- 「中國(guó)ライチの里」広東?茂名のライチ月餅が新たな人気商品に
- 日本の學(xué)生が月餅作りを通じて中國(guó)伝統(tǒng)文化を體験 広西
- 月餅の生産に追われる食品メーカー 山東省新泰市
- 月餅生産がピーク迎え、香ばしい香りに包まれた生産現(xiàn)場(chǎng) 広西
- 青海省の伝統(tǒng)的な月餅はどうやって作る?
- 中秋節(jié)を控え、中國(guó)各地で月餅作りピークに
- 中秋節(jié)近づき、伝統(tǒng)的なハム入り月餅作りが盛んに 安徽省黃山
- 今年の月餅はシンプルさが特徴 ドリアンやヨーグルト味の月餅が若者に人気
- 手作り月餅で中秋節(jié)を迎える臺(tái)灣同胞 吉林省長(zhǎng)春
- 中秋節(jié)控え、月餅の生産ピークに
掲載された記事、寫真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn