9月15日、吉林省長春市の偽満皇宮博物院東北淪陷史陳列館を見學(xué)する中國侵略日本軍の子孫たち（撮影?張瑤）。

「九一八事変」（満州事変）から今年で93年目を迎えた。中國侵略日本軍の子孫たちはそれに先立つ9月15日、吉林省長春市の長春師範(fàn)大學(xué)の招待を受けて、偽満皇宮博物院東北淪陷史陳列館を見學(xué)した。舊侵略日本軍の蠻行について理解を深めた見學(xué)者たちは、「真相を日本に持ち帰り、特に日本の青少年に歴史の真相について知ってもらわなければならない」と語っていた。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

長春市は、中國を侵略した日本が偽満洲國の「首都」に指定した場(chǎng)所で、同市にある偽満皇宮は、日本が中國東北エリアに設(shè)置した偽政権所在地となっていたため、日本が中國を侵略したことを裏付ける大量の証拠が殘されている。中國侵略日本軍の子孫たちはこのほかにも、「艱苦卓絶十四年——東北人民抗戦史実陳列」や「中國侵略日本軍第一〇〇部隊(duì)細(xì)菌戦罪証陳列」を見學(xué)した。

前日に吉林省公主嶺市の站前小學(xué)校で靴を脫いで裸足になり、土下座して、父親が當(dāng)時(shí)犯した罪について謝罪した黒井秋夫さん（76）は、「これら展示物を見て、私の父親のような日本の兵士が犯した侵略の罪の深さを感じた」と語っていた。

9月15日、吉林省長春市の偽満皇宮博物院東北淪陷史陳列館を見學(xué)する中國侵略日本軍の子孫たち（撮影?張瑤）。

「PTSDの日本兵家族會(huì)?寄り添う市民の會(huì)」の発起人である黒井さんは、日本の小中高校や大學(xué)で何度も講演して、舊日本軍の蠻行について語ってきた。そんな黒井さんは、「帰國後、長崎県のある大學(xué)で講演することになっており、今回の訪問で見聞したことを大學(xué)生に伝えたい」と語る。

元高校教師の岡山輝明さん(70)は、中國侵略日本軍第一〇〇部隊(duì)の隊(duì)員が帰國後も醫(yī)學(xué)に従事し続けていた事実を知って憤りを隠さず、「今回の訪問で、軍國主義に反対する決意がさらに固まった」と語っていた。

吉沢智子さん(69)は、帰國後、今回の訪問で見聞したことを整理して、一人でも多くの人に見てもらいたいと考えており、「日本は、これまでずっと自分たちは戦爭(zhēng)の被害者だと描寫しようとしてきた。中國に実際に來て、この歴史を知ろうとしなければ、周りの人々に真実を伝えることはできないと思う」とした。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年9月18日