アルカリ性土壌で栽培され、純粋な海水で灌漑される「海水野菜」を見(jiàn)たことがあるだろうか。海南省海口市で行われた第2回海南國(guó)際熱帯食材サプライチェーン博覧會(huì)で出展された新型商品作物の「海蟲(chóng)草」が驚くべきものだった。新華社が伝えた。

第2回海南國(guó)際熱帯食材サプライチェーン博覧會(huì)に出展された海蟲(chóng)草製品。撮影?羅江

海口市レジャー漁業(yè)開(kāi)発管理有限公司の職員である張小堅(jiān)氏は、「海蟲(chóng)草の新鮮な若芽は、和物やサラダにでき、細(xì)かく切って卵と炒めても美味しい。海蟲(chóng)草は生で食べられるだけでなく、抗酸化物質(zhì)を抽出しサプリメントの生産に使ったり、生物由來(lái)の塩などに加工することもできる」と説明した。

同公司は2022年に演豊鎮(zhèn)で海蟲(chóng)草の育種、栽培、加工の全産業(yè)チェーンを構(gòu)築するとともに、「公司＋拠點(diǎn)＋合作社」のモデルで現(xiàn)地漁師の転職を牽引した。

同公司の那欽副総経理は、「當(dāng)公司はすでに今後3年の注文が埋まっており、種子、栽培技術(shù)、有機(jī)肥料を提供する。農(nóng)家は一定數(shù)の土地を請(qǐng)け負(fù)い栽培?管理する」と述べた。

海蟲(chóng)草の栽培はアルカリ性土壌の総合利用に新たな道を提供している。海南東寨港國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)は生態(tài)レッドライン內(nèi)のエビや魚(yú)の養(yǎng)殖から撤退した大規(guī)模なエリアに位置するが、養(yǎng)殖撤退後のアルカリ性土壌が長(zhǎng)期的に遊休化されていた。保護(hù)區(qū)がある海口市美蘭區(qū)演豊鎮(zhèn)?三江鎮(zhèn)の範(fàn)囲內(nèi)の各種アルカリ性土壌は3333.3ヘクタールー近くにのぼる。沿岸の廃棄養(yǎng)殖池及び干潟?アルカリ性土壌を総合利用するため、美蘭區(qū)政府は上述した會(huì)社を誘致した。

2024年2月1日、海南省海口市で撮影された海南東寨港國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)（ドローンで撮影）。撮影?蒲暁旭

中國(guó)熱帯農(nóng)業(yè)科學(xué)院分析試験センターは昨年、産業(yè)の規(guī)模化?標(biāo)準(zhǔn)化発展に技術(shù)的支援を提供するため、海蟲(chóng)草栽培規(guī)則を策定した。同センターの呂岱竹研究員は、「海蟲(chóng)草は多くの國(guó)で成熟した商品になっている。國(guó)內(nèi)栽培の標(biāo)準(zhǔn)化の程度が向上し、総合的な加工利用技術(shù)の持続的な改善に伴い、全産業(yè)チェーンの幅広い市場(chǎng)を構(gòu)築する」と説明した。

2022年9月28日、海南省儋州市にある中國(guó)熱帯農(nóng)業(yè)科學(xué)院の実験室で科學(xué)研究試験を行う科學(xué)研究者。撮影?蒲暁旭

海南省の一部の科學(xué)研究機(jī)関と企業(yè)は近年海蟲(chóng)草だけでなく、海ブドウやハマミズナなどの「海水野菜」の育種及び人工栽培をめぐり科學(xué)研究開(kāi)発を?qū)g施し、積極的な進(jìn)展を遂げた。一部の品種はすでに大規(guī)模生産に入っていることが取材で分かった。

海南南海熱帯海洋研究所の陳宏所長(zhǎng)は、「海水野菜の発展は、海から食料を得ようとする『大食物観』を?qū)g踐する積極的な模索だ。海水野菜の発展は食物源を効果的に多様化している。同時(shí)に海水野菜は栄養(yǎng)価が高く、グリーンで健康的だ。うち薬用価値を持つものも多く、人々の食卓を豊かにすることができるだろう」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年10月22日