最新のデータによると、今年第1-3四半期（1-9月）には、中國全土のネット小売額が前年同期比8.6％増の10兆8928億元（1元は約21.5円）に達(dá)した。そのうち実物商品は同7.9％増の9兆721億元に上り、成長率は社會(huì)消費(fèi)財(cái)小売総額を4.6ポイント上回り、同小売総額に占める割合は25.7％だった。地元型生活サービスなどの新型消費(fèi)が急速に増加し、オンライン消費(fèi)の伸びを目に見えて牽引する役割を果たした。

地元型生活サービスとは、実店舗を備えた飲食、家事代行、レジャーなどの生活サービスを「ネット店舗」方式で消費(fèi)者に提供することにより、消費(fèi)者の利便性を向上させるオンラインとオフラインが融合した消費(fèi)の新業(yè)態(tài)だ。

ECプラットフォーム「美団」の関係責(zé)任者によると、小売業(yè)態(tài)の持続的な変革にともなって、リアルタイム小売の力強(qiáng)い成長ペースが続き、今年1-8月の産業(yè)規(guī)模は同26.2％増になったという。

衣食住?交通から生活必需品まで、地元型生活サービスは消費(fèi)者の日常生活に溶け込んでいる。下水が詰まった、洗濯機(jī)が壊れた、電球が點(diǎn)燈しないという時(shí)は、スマホのアプリを起動(dòng)するだけで、ワンストップ式で必要なサービスを予約することができる。生鮮食品からおやつ、さらには飲料品まで、アプリで注文購入することができ、30分ほどで自宅まで送り屆けてもらえる。食事を作りたくない時(shí)は、事前に材料だけそろえておいて、スマホで手配した家事代行サービスのスタッフを待てばよい……。

地元型生活サービスの急速な発展には、新型消費(fèi)の持つ極めて大きなポテンシャルがうかがえる。

2023年の中國のネット小売額は同11％増の15兆4200億元に達(dá)し、11年連続で世界一のネット小売市場となった。実物商品のネット小売額が社會(huì)消費(fèi)財(cái)小売総額に占める割合は27.6％に増え、過去最高を更新した。極めて大きなニーズに牽引されて、オンラインとオフラインの融合を特徴とする地元型生活サービスは貴重な発展チャンスを迎えている。

調(diào)査會(huì)社の艾媒諮詢（iiMedia Research）のデータを見ると、25年にはオンラインフードデリバリー市場の規(guī)模が1兆7469億元に達(dá)し、地元型生活サービスの規(guī)模は2兆5000億元を超える見込みだ。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月6日