第7回中國國際輸入博覧會（輸入博）のブラジル?ナショナルパビリオンが6日、正式にオープンし、海の彼方からやって來たコーヒーの生豆や農(nóng)産物が登場すると、またたくまに大きな人気を集めた。

1粒のコーヒー豆がどのように輸入博のプラットフォームを利用し、両國の関連産業(yè)のさらなる発展を推進するのだろうか。同パビリオンに出展された一連の商品のうち、中國ブランド「瑞幸珈琲（ラッキンコーヒー）」が出展したIIAC（イタリア國際カフェテイスティング協(xié)會）の金賞を受賞したコーヒー豆シリーズは、輸入博のチャンスを生き生きと映し出すサンプルだ。

11月6日、輸入博のブラジル?ナショナルパビリオンがオープンした。（寫真提供は取材先）

ブラジルコーヒー輸出企業(yè)委員會が発表した報告書によると、2023年から24年までのブラジルのコーヒー豆の対中輸出量は22年から23年までの量に比べて186.1％も増となり、成長率でトップに立ったという。

24年6月、瑞幸珈琲はブラジルから3年間で約12萬トンのコーヒー豆を購入する調(diào)達協(xié)定を結(jié)んだ。これはブラジルの年間輸出量の約3分の1に當(dāng)たる量だ。輸入博のプラットフォームを借りて、1萬8000キロメートル以上離れたブラジルのコーヒー豆はより大きな市場チャンスをつかまえた。中國?ブラジルの経済貿(mào)易協(xié)力が絶えず深化するのにともない、ブラジルの質(zhì)の高い農(nóng)産物がますます多く中國の一般家庭に入るようになり、中國人消費者の食卓を豊かにしている。

輸入博のチャンスを共有するのはコーヒー豆だけではない。

「冷凍ドリアンは解凍するとアイスクリームのように爽やかな甘さがある。火であぶって食べることもでき、外はカリッと、中は柔らかく……」。7回連続で輸入博に出展している生鮮食品サプライチェーンサービスブランド「佳農(nóng)」の展示ブースには、タイ産モントンドリアンの中心生産エリアからやって來たアルミトレー個包裝カット?モントンドリアンやメキシコ?コリマ産の有機バナナが初めて中國の消費者の前に現(xiàn)れた。

第7回輸入博の開幕初日、エクアドルやメキシコなどからやって來たバナナが消費者の前に現(xiàn)れた。（撮影?車柯蒙）

11月5日の博覧會開幕初日、上海佳農(nóng)バナナ実業(yè)有限公司のバナナ製品マネージャーの鄭守輝さんは海外からの出展業(yè)者を次から次へと迎えていた。鄭さんは、「エクアドルのバナナ栽培を手がける企業(yè)はスマートフォンの翻訳機を使って交流してきた。當(dāng)社のサプライヤーになることを希望していた。輸入博プラットフォームと中國の巨大市場の優(yōu)位性に力を借りて、展示品が商品に変身するサクセスストーリーが毎年発生している」と話した。

実際、輸入博が掲げる新しいテーマ「新時代、未來の共有」は、「四つ葉のクローバー」と呼ばれる輸入博會場の國家會展中心（上海）を飛び出し、あちらこちらで花を咲かせている。

9月初め、アフリカの冷凍羊肉第1弾が中國に屆いた。最近は、マレーシアの新鮮なドリアンが初めて中國に輸入された……。業(yè)界の専門家の見方によると、中國の消費者はより高品質(zhì)で、よりコストパフォーマンスに優(yōu)れた商品に対するニーズが非常に大きい。このことが各國企業(yè)に貴重なチャンスをもたらしているという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月8日