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2025年に四川省の成都‐九寨溝の車での所要時間が4時間に短縮

人民網(wǎng)日本語版 2024年12月18日15:43

九綿高速の平武ジャンクション(寫真提供?蜀道集団川高公司)。

九綿高速の平武ジャンクション(寫真提供?蜀道集団川高公司)。

九綿高速の白馬トンネル(撮影?曹菲)。

九綿高速の白馬トンネル(撮影?曹菲)。

四川省成都市から、車で高速道路を走って仙境のような美景が広がる九寨溝に行きたいという多くの人の願いが、あと半年もすれば実現(xiàn)しそうだ。

今月12日午前、建設中の九寨溝と綿陽を結ぶ高速道路G8513(以下、「九綿高速」)の白馬トンネルが正式に貫通した。長さ13キロの白馬トンネルは、同高速道路で最も長く、施工難度が最も高いトンネルで、2016年に著工してから今回の貫通まで9年もかかった。同トンネルが貫通したことで、九綿高速の最後の難関が攻略されたことになり、全線開通の條件が整った。

これにより九綿高速は2025年6月末には開通する予定だ。開通すれば、成都市から車で4時間も走れば、九寨溝まで行くことができるようになる。

自然保護を重視した施工

パンタの生息地を保護

施工難度がかなり高いにもかかわらず、なぜこのトンネルを貫通させなければならなかったのだろうか?

四川省公路設計院の九綿高速白馬トンネル設計の責任者?張靚氏は取材に対して、「九綿高速は、ジャイアントパンダ國家公園の中心エリアを跨ぐため、トンネルを掘らなければ、自然環(huán)境やパンダ回廊に大きな影響を與えるからだ」としている。

九綿高速の設計の段階で、生態(tài)系保全は重要な検討要素となっていた。

蜀道集団川高綿九公司の黨委員會書記を務める傅艦鋒董事長によると、九綿高速は橋やトンネルが82.04%を占め、北川羌(チャン)族自治県を越えるとその割合は93%以上に達する。設計の時點から、環(huán)境保全エリアには、トンネルや橋を通す計畫が立てられたのは、建設用地を減らし、パンダなどの動物の生息地を占領しないようにするためという。

傅氏は、「工事が終わった後も、自然環(huán)境の回復事業(yè)を続けていく。そのプロジェクトには、沿線の草木の回復のために數(shù)千萬元(1元は約21.1円)が投じられることになっている」としている。

來年6月に開通へ

成都から車で4時間で九寨溝に

九綿高速の全長は約244キロで、現(xiàn)時點で綿陽市游仙區(qū)から平武県區(qū)間、九寨溝區(qū)間まで合わせて206キロが開通済み。2025年6月末に全線が開通する予定だ。

九綿高速が全線開通すれば、成都と九寨溝を結ぶ唯一の高速道路となり、九寨溝のアクセスが大幅に改善され、成都から九寨溝までの車での所要時間が8時間から4時間に短縮することになる。そして、西の甘粛省や青海省、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)から高速道路で四川省を通過するルートとなる。それだけでなく、この高速道路は沿線の平武県や北川羌族自治県、九寨溝といった地域の発展にも新たな活力を注入することになると期待されている。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2024年12月18日

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