7日、在日本中國大使館で「前事不忘 後事之師(過去の経験を忘れずに、將來の戒めとする)」という歌聲が響き渡った。日本人40數(shù)人からなる合唱団「再生の大地」は、60數(shù)年前に撫順戦犯管理所に収容された舊日本軍の戦犯者たちが「鬼」から「人間」へと戻る変化の過程を歌聲で再現(xiàn)した。當日、「関東日中平和友好會」「日中友好8?15の會」「撫順の奇蹟を受け継ぐ會」「不戦兵?市民の會」など日中友好4団體が共同で集會を開き、歴史の反省と平和を呼びかけた。人民日報が伝えた。
1945年8月、日本の敗戦後、シベリアなどで抑留された舊日本軍の將兵らのうち969人が「日本人戦犯」として撫順戦犯管理所に収容された。中國政府の政策の下、戦犯たちは罪を心から悔い改め、日本に帰國後、中國帰還者連絡(luò)會を設(shè)立して、日中友好活動を行い続けてきた。會員の高齢化にともなって會員數(shù)が減ったため、有識者たちがこの會を引き継ぎ、「撫順の奇蹟を受け継ぐ會」を設(shè)立した。同會の姫田光義代表(中央大學名譽教授)が2011年に合唱団を設(shè)立すると、若い層も新たに加入した。合唱団は昨年、作家?大門高子さんが撫順戦犯管理所に収容された兵士たちの心の変化を歌詞にした歌を撫順戦犯管理所跡で披露した。
姫田代表は、「B級、C級戦犯が全員起訴を免れたのは國際裁判史上でも例がない。中國が行った人道主義によって、これらの戦犯者たちは自分たちが犯した罪を深く悔い改めた。戦爭に反対し、平和を守り、中日友好を促進することが、私が一生かけて行うべき目標だ」と語った。
今年89歳を迎えた関東日中平和友好會の沖松信夫代表はかつて神風特攻隊員だった。1945年8月15日、出撃準備を行っていた時、日本が降伏したという知らせを受け取った。沖松氏は、「安部內(nèi)閣が集団的自衛(wèi)権の行使を限定容認する憲法解釈変更の閣僚決定を通したことで、日本が戦後70年間平和憲法を守り続けてきたことにより築いてきた國際的な信頼を一朝にして破壊してしまった。このような民意を無視し、國會を軽視する暴挙は自由?民主を否定するものであり、このような暴挙を私は強烈に批判したい」と憤りを露にした。
程永華?駐日中國大使は友好団體に対し、積極的な行動で正義の聲を集め、両國の健全な関係回復を推進するための原動力となるよう呼びかけた。また、程大使は、「中日両國は互いに引っ越すことのできない隣國であり、和すれば共に利し、闘えば共に傷つくという教訓を歴史が與えてくれている。我々は歴史を心に刻み、2度と戦爭の慘劇を繰り返さぬよう、得がたい平和を守り続けなければならない」と語った。
7月7日は日本の七夕だ。この日、人々は短冊に願い事を書いて笹の葉に結(jié)ぶ。姫田氏は、「再生の大地」の中のアサガオを覚醒の花とする歌詞を引用し、七夕が歴史を覚醒させることを希望するとともに、平和の日々を祈った。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月8日
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