各製造業(yè)大國(guó)は現(xiàn)在、ロボット産業(yè)の育成を重點(diǎn)的に進(jìn)めている。産業(yè)ロボット分野で世界の先頭を走る日本企業(yè)は、庶民の生活により近い実用型ロボットの発展に力を入れている。家電メーカーのパナソニックはその中で、ロボット技術(shù)を家電製造に積極的に応用し、家電製品の競(jìng)爭(zhēng)力を高めようとしている。人民網(wǎng)が伝えた。

パナソニックは今年3月、同社初のロボット掃除機(jī)となる「RULO」を発売した。日本の滋賀県八日市にあるRULOの生産工場(chǎng)では16日、中國(guó)メディア向けの見(jiàn)學(xué)會(huì)が行われた。この掃除機(jī)の外見(jiàn)からわかる最大の特徴はもちろん、その三角形にある。市場(chǎng)に出回っているほかのロボット掃除機(jī)が円形をしているのとは明らかに違う。

パナソニック八日市工場(chǎng)の職員の紹介によると、RULOの三角形の外観デザインは、新奇さをねらったものではなく、機(jī)能の必要性によって決まったものだという。従來(lái)の円形のロボット掃除機(jī)は、壁のコーナーの奧の埃をなかなか取り除くことができなかった。RULOは、三角形の先端でコーナーの奧に入り込み、本體の多方向への動(dòng)きと側(cè)面のブラシでこの場(chǎng)所の埃も取り除くことができる。またRULOは多くのセンサーを搭載しており、肉眼では見(jiàn)えない微小な埃を感知して、多様な自動(dòng)の移動(dòng)モードで稼働することができる。

工場(chǎng)職員の紹介したリサーチ?xí)纭窼eedplanning」の調(diào)査データによると、日本國(guó)內(nèi)では、ロボット掃除機(jī)市場(chǎng)の需要が拡大し続けており、2012年の30萬(wàn)臺(tái)余りが2014年には50萬(wàn)臺(tái)を突破している。パナソニックの公表した11月の販売データによると、RULOは日本市場(chǎng)での発売9カ月近くで、販売臺(tái)數(shù)に基づく市場(chǎng)シェアを20％にまで伸ばし、販売臺(tái)數(shù)は當(dāng)初の予想の1.5倍に達(dá)し、販売額に基づく市場(chǎng)シェアは25％を超えている。

パナソニックは、中國(guó)のロボット掃除機(jī)市場(chǎng)が成長(zhǎng)を続けるものと見(jiàn)込んでいる。近年は、訪日中國(guó)人観光客が大きく増加し、日本の家電メーカーには巨大な商機(jī)がもたらされている。パナソニックは、中國(guó)市場(chǎng)への重視がうかがえる措置を取っている。日本の國(guó)內(nèi)市場(chǎng)で販売中のRULOの基本機(jī)種は、10月には中國(guó)大陸部で発売された。この発売時(shí)期はその他の國(guó)や地域を先駆けている。また訪日中國(guó)人観光客向けにも強(qiáng)化版RULOが打ち出された。電圧や文字表示が中國(guó)向けにできているだけでなく、みかん色に桜の模様のあしらわれた特別のデザインが採(cǎi)用されている。各國(guó)市場(chǎng)で販売中のRULOは現(xiàn)在、すべてがパナソニック八日市工場(chǎng)で生産されている。擔(dān)當(dāng)者によると、市場(chǎng)の発展?fàn)顩rによっては中國(guó)での生産を始める可能性もある。

革命的な家電用品を除けば、家電産業(yè)は現(xiàn)在、すでに成熟した狀態(tài)に突入しており、日本の家電製造業(yè)がこれまで持っていた?jī)?yōu)位性は弱まりつつある。パナソニックの清掃用品事業(yè)を統(tǒng)括する周防和馬氏によると、家電用品とりわけ白物家電の販売が一定の圧力に直面しているのは確かである。パナソニックはその中、製品の便利さと技術(shù)レベルの向上で家電用品での競(jìng)爭(zhēng)力を高めようとしている。ユーザーを細(xì)分化し、特定のユーザー層をターゲットとして、より軽くて便利な清掃製品を開(kāi)発するなどの取り組みである。

周防氏によると、パナソニックは今後、製品へのロボット技術(shù)の応用をさらに強(qiáng)化し、RULOのような技術(shù)レベルの高い製品を打ち出し、市場(chǎng)シェアを拡大していく計(jì)畫(huà)だ。ただ周防氏によると、紙パック式や手持ち式などの従來(lái)型の掃除機(jī)の需要もしばらくはなくならず、一定のシェアを保つと見(jiàn)られる。そのため今後は、ロボット製品を主要な方向として位置付けると同時(shí)に、従來(lái)型製品の性能をさらに高める取り組みを続ける方針だ。（編集MA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月21日