一風(fēng)変わったコピー作り、蝋人形制作の過程に迫る

人民網(wǎng)日本語版　2016年09月27日08:38

スタジオの棚に並ぶ様々な蝋人形の頭。蝋人形の頭に植毛していく植毛スタッフ。初歩的に成型された蝋人形の頭部を手に持つ蝋人形師。蝋人形の眼球を選ぶ時(shí)はモデルに合わせなければいけない。例えば老人の瞳孔はやや濁っていて、眼球の血管はやや多いと言った具合だ。眼球を選ぶのは特に注意が必要だという。蝋人形の頭に蝋人形師が眼球をはめこむと、途端に生き生きとした表情に。蝋人形に相応しい髪の毛を選ぶ植毛スタッフ。植毛は1本1本行っていく。また男女によって植毛の方法も異なるという。通常、女性の髪は後頭部からおでこにかけて半円を描きながら植毛し、男性の髪は下から上に向かって円を描きながら植毛するという。粘土型の作成は蝋人形制作の第一歩であり、非常に重要なプロセスとなる。粘土型の良し悪しで蝋人形のできあがりが決まる。植毛が終わると、蝋人形師は髪型を造り上げていく。蝋人形師の多くは美容師の仕事もこなす。自身が制作した蝋人形の頭の出來具合を確認(rèn)する蝋人形師。もし出來が良くなければ、型から再度作り直さなければならない。これまでに制作した蝋人形の頭を整理する蝋人形師。資料を確認(rèn)しながら蝋人形の出來具合を確認(rèn)する蝋人形師。蝋人形に相応しい「手」を選ぶ蝋人形師。男性と女性の手は異なり、また老人と子供の手はさらにその差が大きい。モデルに合わせて選ばなければならない。できあがった蝋人形に服を著せる蝋人形師。スタジオに並んだ蝋人形の頭の數(shù)々。全く同じ蝋人形の頭をいくつも制作し、その中から選ぶこともあるという。

兪海波さん（31）は蝋人形制作にたずさわってすでに10年近くになる。彼によると蝋人形の制作には資料の収集から粘土型の作成、蝋型の作成と細(xì)かな補(bǔ)修を経て、髪や眉毛、髭などを植毛し、最後にメイクを施して、衣裝を著せるのだという。人民網(wǎng)が伝えた。

通常、モデルが生きている人間の場合は、オーダーメイドの衣服を作るように全身くまなく定規(guī)で採寸するそうだ。一回の採寸で少なくとも200以上のデータを集めるということで、顔の部分を例に挙げると、両眉の距離から眉毛の高さ、人中の長さやほお骨の高さ、口の角度などを一つ一つ記録していくという。

世界中のほとんどの蝋人形制作會(huì)社はその制作技術(shù)を秘密にしており、外部に後悔することは無いのだという。兪さんのスタジオでも現(xiàn)在、裁縫スタッフ、照明スタッフ、鋳型師、メイクスタッフ、植毛スタッフなど合計(jì)12人の技術(shù)スタッフを抱えているが、制作の上で重要なプロセスは全て兪さん一人の手で完成させるという。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月27日

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