中國四川省の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」は 7日、中、日が協力して繁殖?飼育している雄と雌の雙子「海浜（カイヒン）」と「陽浜（ヨウヒン）」、雌の「優(yōu)浜（ユウヒン）」の3頭が6月5日に繁殖のため中國に「里帰り」することを明らかにした。中國新聞網が報じた。

和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育されている雙子の「海浜」と「陽浜」は、2010年春に自然交配した父「永明（エイメイ）」と母「良浜（ラウヒン）」の間に、同年8月11日に生まれた。さらに良浜は12年8月にも、「優(yōu)浜」を生んだ。この3頭は母?良浜と中日両國のパンダ専門家の世話の下、順調に成長し、現在、繁殖が十分可能となった。中國のパンダ保護関連の政策や中日両國の契約內容に基づき、3頭は今回繁殖のため中國に「里帰り」することになった。

中國國務院の認可の下、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地は1994年からアドベンチャーワールドとパンダの自然繁殖のための中日共同研究を進めている。これまでの12年の間に10度の出産を成功させ、計15頭の赤ちゃんパンダが生まれている。そして、これまでに計8頭が中國へ渡っており、今回「海浜」、「陽浜」、「優(yōu)浜」が「里帰り」すれば計11頭となる。（編集KN）

「人民網日本語版」2017年4月11日