浙江省杭州市蕭山區(qū)耕文路で13日夜、屋臺(tái)で売られている1人前5元(約80円)の魚香肉絲(細(xì)切り豚肉のピリ辛炒め)が爆発的な人気を集めていた。賑わう夜市の屋臺(tái)の中で料理をしているのは、なんと金髪で青い目をしたロシア人男性だった。慣れた手つきで包丁を操り、中華鍋を扱う彼の見事な料理の腕前に、多くの大學(xué)生たちが見とれていた。多くの常連客は、「味はともあれ、カッコいいロシア人男性を見に行くだけでも価値がある」と話している。
しゃもじを操るこの男性は、デミリという名前のロシア人だ。夜市の屋臺(tái)で魚香肉絲丼を売ることは、彼にとって「人生経験」の一つだという。裕福な家庭で生まれ育ったデミリは、「世界をまたにかける食いしん坊」を自稱している。世界各地を訪ね歩いた彼は、スペインで見習(xí)いの経験をし、トルコで料理を?qū)Wび、日本でも海鮮料理の秘伝を會(huì)得した?,F(xiàn)在、夜市で中國(guó)料理を作っている彼は、「世界各地を訪ね歩くのはグルメを追究する夢(mèng)を満たすためにすぎない」と話す。
夜市の屋臺(tái)での実踐のほか、デミリは西湖周辺でも、「鍋を背負(fù)った料理人」として有名だ。晝間の空き時(shí)間に愛用している鉄鍋を背負(fù)い、湖畔周辺を散歩しているのだ。彼は、「現(xiàn)地の人々との交流を通じ、自分の作る料理に新しいインスピレーションが得られる。中華鍋を背負(fù)って、中國(guó)の人々とグルメの神髄について話をすると、彼らとの距離がぐんと近くなる」と話した。
デミリが中國(guó)に移り住んで4年がたった。中國(guó)語をマスターしたほか、奧深い中國(guó)文化にも夢(mèng)中になっている。今後、彼は故郷に戻り中國(guó)料理店を開き、より多くのロシア人に中國(guó)料理の魅力を伝えたいと考えているという。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年5月15日
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