今年のG7サミット(フランス?ビアリッツ)は26日、わずか1ページの首脳宣言を発表して閉幕した。フランスのマクロン大統(tǒng)領も以前述べたように、そこからは容易にG7內の溝が見てとれる。中國新聞社が伝えた。
この1ページの宣言は貿(mào)易、イラン、ウクライナ、リビアと広範な分野をカバーしているが、具體的內容には乏しい。貿(mào)易問題は冒頭に比較的長く取り上げられたが、漠然として要領を得ない。G7の各首脳は貿(mào)易関係の緊張に対処して貿(mào)易の安定を維持する必要性を次々に呼びかけたが、宣言では緊張緩和策への詳細な言及がなかった。
イラン問題とウクライナ問題はそれぞれ一文だけだ。マクロン大統(tǒng)領はイラン問題仲裁のため、同國のザリーフ外相をビアリッツに招待して會談。緊張を解消し、イラン核合意の履行継続を後押ししようとした。だがトランプ米大統(tǒng)領は基本的に立場を軟化させておらず、ロウハニ大統(tǒng)領との會談にオープンな姿勢を表明した以外は、対イラン制裁を緩和する考えがない。フランスが米國とイランの間で仲裁者の役割を果すのは依然として極めて困難だ。
ウクライナ問題については、仏獨両國は比較的重視しているが、トランプ大統(tǒng)領はあまり興味がない。トランプ大統(tǒng)領はそれよりもロシアのG7復帰に関心があるが、ドイツなどはほぼ興味がない。最終的に宣言は仏獨がウクライナ問題に関する會議を開催することを簡潔に表明しただけで、ロシアへの言及は全くなかった。