「スターリンク」衛(wèi)星が中國(guó)の宇宙ステーションの安全を2回にわたり脅かした事を米側(cè)が先ごろ否定した件について、外交部(外務(wù)?。─乌w立堅(jiān)報(bào)道官は10日の定例記者會(huì)見(jiàn)で、「先般の衝突回避事態(tài)において、軌道上の中國(guó)の宇宙飛行士は現(xiàn)実として差し迫った安全上の脅威に直面していたにもかかわらず、米側(cè)が責(zé)任を転嫁し、注意をそらすのは、宇宙大國(guó)として取るべき責(zé)任ある態(tài)度とは決して言えないだろう」とした。
報(bào)道によると、米側(cè)は1月28日に國(guó)連宇宙部(UNOOSA)に提出した口上書(shū)で、「スターリンク」衛(wèi)星が中國(guó)の宇宙ステーションの安全を2回にわたり危険にさらしたとの中國(guó)側(cè)の主張を否定。「スターリンク」衛(wèi)星の活動(dòng)は既定の緊急衝突基準(zhǔn)値に達(dá)していなかったため、いかなる狀況下でも緊急通報(bào)の必要はなかったとした。米側(cè)はさらに、中國(guó)は國(guó)連への口述書(shū)提出前に、米側(cè)の関係當(dāng)局と連絡(luò)を取って「スターリンク」衛(wèi)星のもたらす危険に懸念を表明してなかったとした。
趙報(bào)道官は関連質(zhì)問(wèn)に対し、「『スターリンク』衛(wèi)星が中國(guó)の宇宙ステーションに危険な接近を行い、軌道上の宇宙飛行士の安全を脅かしたことを中國(guó)側(cè)が國(guó)連に通報(bào)したのは、『宇宙條約』第5條の定める國(guó)際的義務(wù)を履行したものだ。先般の衝突回避事態(tài)において、米國(guó)の『スターリンク』衛(wèi)星はいずれも連続軌道操縦狀態(tài)にあり、その戦略も意図も不明だった。軌道上の中國(guó)の宇宙飛行士は現(xiàn)実として差し迫った安全上の脅威に直面していた。中國(guó)側(cè)は予防的な衝突回避制御をせざるを得なかった」と指摘。
「衝突回避事態(tài)の発生後、中國(guó)側(cè)の擔(dān)當(dāng)當(dāng)局は繰り返し米側(cè)に連絡(luò)を試みたが、いずれも返答はなかった。今になって米側(cè)がいわゆる『緊急衝突基準(zhǔn)下限』によって責(zé)任を回避し、注意をそらすのは、宇宙大國(guó)として取るべき責(zé)任ある態(tài)度とは決して言えないだろう。ましてや米側(cè)には『緊急衝突基準(zhǔn)下限』を一方的に設(shè)定する権限もない」とした。
趙報(bào)道官は「『宇宙條約』第9條は、各締約國(guó)が宇宙空間の探査及び利用において協(xié)力及び相互援助の原則に従うこと、他の締約國(guó)の対応する利益に妥當(dāng)な考慮を払って宇宙空間における全ての活動(dòng)を行うことを定めている。すでに中國(guó)側(cè)は宇宙ステーションの関連情報(bào)を國(guó)連に登録し、その軌道要素をウェブサイト上に公表している。中國(guó)の宇宙飛行士と宇宙ステーションの安全を守る観點(diǎn)から、中國(guó)側(cè)は米側(cè)と長(zhǎng)期有効な意思疎通メカニズムを確立することを望んでいる。米側(cè)が的確な措置を講じて、こうした事態(tài)の再発を防ぐことを望む。また、各國(guó)が國(guó)際法に基づく宇宙空間の國(guó)際システムを尊重し、軌道上の宇宙飛行士の生命の安全と宇宙施設(shè)の安全かつ安定した運(yùn)用を共に守ることを望む」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年2月11日