21世紀(jì)以降ヨーロッパで発生した最大規(guī)模の軍事紛爭であるロシア?ウクライナ紛爭が、世界と地域の安全保障情勢を悪化させつつある。ウクライナ危機(jī)がこの段階にまで至った根本的原因は、米國が主導(dǎo)するNATOが冷戦思考に固執(zhí)し、ゼロサムゲームや陣営間の対立に熱中し、他國の安全を犠牲にして自らの絶対的安全を追求するという企てをしたことにある。人類が不可分の安全保障共同體であり、共通、総合、協(xié)調(diào)的、持続可能な安全保障という考えを堅(jiān)持し、斷固として國連中心の國際體制を維持し、國連憲章の趣旨と原則に基づく國際関係の基本準(zhǔn)則を維持してこそ、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な世界と地域の安全保障構(gòu)造を構(gòu)築できるということを、事実は証明している。新華社が伝えた。
■他國への圧迫による自らの安全保障実現(xiàn)は正しい道ではない
中國外交學(xué)院アジア研究所の郭延軍所長は「安全保障問題において、米國に代表される一部の國々は冷戦思考とゼロサムゲームの泥沼に深くはまり、一方的な制裁の実施や、閉鎖的?排他的な『小集団』作りに熱中している。一方で、中國に代表される圧倒的多數(shù)の國々はブロック政治や陣営間の対立に反対し、真の多國間主義の堅(jiān)持を主張し、摩擦や溝の対話や協(xié)議を通じた解決を堅(jiān)持している。どちらが歴史の正しい側(cè)に立ち、國際公正?正義の側(cè)に立っているのかは、言わずとも明らかだ」と指摘する。
中國が最近打ち出したグローバル安全保障イニシアティブは、國際社會(huì)の強(qiáng)い共鳴と積極的な支持を呼んだ。中國のイニシアティブは、人類が不可分の安全保障共同體であることを強(qiáng)調(diào)し、グローバル安全保障の維持?実現(xiàn)の核心理念、根本的準(zhǔn)拠、重要原則、長期目標(biāo)、実行可能なアプローチを明確にした。このイニシアティブは、人類の安全保障における現(xiàn)実的問題を解決するためのものであり、世界平和の長期的道を追求するためのものでもある。
インドネシア?アジアイノベーション研究センターの所長は「一部の西側(cè)諸國が自らの安全保障を一方的に追求するのとは異なり、中國の打ち出したグローバル安全保障イニシアティブが追求するのは共通の安全保障であり、平和?協(xié)力という安全保障観を強(qiáng)調(diào)しており、互いに尊重し合い、対等かつ信頼し合う國際秩序の構(gòu)築に寄與するものであり、人類の恒久的平和と長期的発展の実現(xiàn)にとって重要な意義を持つ」と指摘する。
パキスタン?アジア生態(tài)文明研究?発展研究所のトップは「世界の安全保障ガバナンスシステムは改革が必要だ。そのためには冷戦思考と一國主義を捨て去り、協(xié)力的発展に専心することが求められる。世界各國は繁栄と持続可能な発展、人類運(yùn)命共同體の構(gòu)築を目標(biāo)とする未來のために、たゆまず努力する必要がある」と指摘している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月12日