中國の耿爽國連次席大使は7日、ウクライナの人道問題に関する安保理會合で、「國際社會は行動を一段と強化し、平和を勝ち取るために一層の努力を払い、ウクライナの人道狀況のさらなる悪化を全力で回避しなければならない」と表明した。新華社が伝えた。
耿國連次席大使は「ウクライナ危機が現(xiàn)在まで長引き、人道狀況は悪化し続け、一般市民はその重い代償に耐えている。紛爭終結の兆しがいまだに見えず、長い冬の訪れが近づき、ウクライナと周辺諸國が新しい大きな試練に直面していることが懸念される」と指摘。
「原則として、紛爭においては、いかなる狀況下でも民間人や民生用施設が攻撃の標的となるべきではなく、民間人の保護を最優(yōu)先しなければならない。當事國は、國際人道法を厳格に遵守し、難民や安住の地を失った人々、特に女性や子どもの合法的な権利と利益を保障し、國際人道機関の活動を支持し、人々の避難に便宜を図り、人道支援に協(xié)力するべきだ」と述べた。
耿國連次席大使は「中國はウクライナの周辺諸國が數(shù)百萬人のウクライナ人に提供している安全保護、人道支援、社會サービスを高く評価する。國際社會は引き続きウクライナや周辺諸國に援助の手を差し伸べ、救援活動の負擔を分かち合う手助けをし、必要とするさらに多くの人々に希望をもたらすとともに、自ら帰郷を望む人々のために必要な環(huán)境を整えるべきだ」と指摘。
「中國は常にウクライナの人道狀況に関心を寄せ、ウクライナにおける大規(guī)模な人道的危機の発生を防ぐための6項目のイニシアティブと國際食糧安全保障協(xié)力イニシアティブを相次いで打ち出した。中國はロシアとウクライナに人道問題をめぐる意思疎通と協(xié)力の継続を促し、國連と國際人道機関が中立?公正?非政治化の原則に基づきウクライナと周辺諸國に人道支援を行うことを支持し、ウクライナとロシアの食糧や化學肥料の國際市場での再流通を一貫して呼びかけ、後押ししている。中國政府はすでに3回、ウクライナに人道支援物資を提供した。我々の援助した乳児用粉ミルク、綿布団、防水シートなどの人道支援物資が、近く訪れる?yún)椂颏丹椁硕啶稳恕─瑏\り切る助けとなることを願っている」とした。
耿國連次席大使はさらに「中國は當事國に対して、対話と接觸を継続し、政治的解決の可能性を探り、早期の停戦と平和?安定回復のために必要な條件を整えていくよう改めて呼びかける。全ての當事國は、政治的利己主義を棄て去り、摩擦の激化、分斷作り、対立の鼓吹を止めて、ウクライナ危機解消のために的確な努力を払うべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年9月9日