中國の調査機関?胡潤研究院が4月3日に発表した「2022胡潤ブランドランキング」は、最も価値の高い中國のブランドトップ300が選出されている。胡潤研究院が同ランキングを発表するのは17年連続となった。トップ300に入るハードルは、ブランドバリュー25億元(1元は約19.3円)以上、トップ200は55億元以上、トップ100は135億元以上となった。
ランキングトップは5年連続で「貴州茅臺」で、ブランドバリューが唯一1兆元を超えている。ショート動畫共有アプリ「抖音(中國版TikTok)」のブランドバリューは33%減の1600億元だったものの、順位は1つ上がって微信(WeChat)と共に4位となった?!妇〇|」のブランドバリューは25%減の1200億元だったものの、順位は2つ上がって7位だった。
昨年はトップ200の発表だったものの、今年はトップ300までの発表となり、ランキング入りした中國62都市の300社のブランドバリューは合わせて7兆元となっている。ブランドバリューは昨年よりも上昇したのは160社で、うち121社は初のランク入りとなっている。300社のうち、53%は実物の商品を、47%はソフトウェア?サービスを提供している。また、62%に當たる191社は、民間企業(yè)で昨年より69社増えた。そのうち55社はトップ100入りしているほか、トップ10入りしているブランドも5社ある。また、初のランク入りとなった121社のうち、82社(68%)が民間企業(yè)だった。
胡潤百富の胡潤(ルパート?フーゲワーフ)董事長兼首席調査研究官は、「中國の消費者の民間企業(yè)に対する信頼はここ數年で目に見えて向上している。今年ランク入りしたブランドのうち、62%が民間企業(yè)だった。昨年は61%で、10年前に至っては39%だった」と説明する。
ランク入りしたブランドで最も多い業(yè)界は依然として「金融」で合わせて52社、昨年より14社増えた。2番目に多かったのは食品?飲料で38社、昨年より19社多かった。3位は酒類で32社、昨年より12社多かった。上位3位の業(yè)界だけで、300社の約4割を占めていた。
業(yè)界別に見てみると、中國平安に代わって工商銀行が金融ブランドの中で最もブランドバリューが高いブランドとなった。また、農夫山泉が、海天に代わって食品?飲料ブランドの中で最もブランドバリューが高いブランドに、保利が碧桂園に代わって不動産ブランドの中で最もブランドバリューが高いブランドに、薇諾娜が藍月亮に代わって日用化學工業(yè)製品ブランドの中でブランドバリューが最も高いブランドになった。
都市別に見てみると、ランク入りしたブランドが最も多かった都市トップ3は依然として北京(70社)、上海(52社)、深セン(32社)で、トップ300の半分以上を占めた。
(編集KN)
「人民網日本語版」2023年4月4日