民政部（省）はこのほど、2022年の中國民政事業(yè)発展統(tǒng)計公報を発表した。

公報によると、2022年の婚姻登録件數(shù)は前年比10.6％減の683萬5000件となり、婚姻率は同0.6‰低下の4.8‰だった。離婚件數(shù)は同1.4％増の287萬9000件で、離婚率は2.0‰だった。

婚姻件數(shù)が9年連続減少に

報道によれば、婚姻件數(shù)は2013年に1346萬9000件に達してピークを迎え、その後は9年連続で減少を続けた。そして2019年には1000萬件を下回り、2020年に900萬件以下、2021年に800萬件以下と年々減少し、2022年にはついに700萬件を下回った。

2022年に結(jié)婚した人のうち、20～24歳の層の占める割合は同1.3ポイント低下の15.2％にとどまった。一方、25～29歳の層は同1.96ポイント上昇の37.24％で、2013年から10年連続で最も高い割合を占める層になった。過去10年間のデータを見ると、25～29歳の層がすべての結(jié)婚した人に占める割合は35％以上を保ち、特に2015年には39.4％に達した。また30～34歳と35～39歳の占める割合も上昇を続けた。

初婚年齢の上昇のほか、昨年の婚姻件數(shù)が700萬件を下回ったことは、結(jié)婚適齢期の人口の減少、人々の考え方の変化、新型コロナウイルス感染癥の影響といった要因と関係している。過去約40年間の出産數(shù)データを見ると、中國の出産數(shù)は1987年に過去40年間のピークを迎えた後は長年下降し続けている。つまり、95後（1995年から1999年生まれ）、さらには00後（2000年代生まれ）が結(jié)婚や出産のライフステージにさしかかるにつれて、結(jié)婚適齢期にある若者の人數(shù)も減少するということを意味している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月17日