中國の北部辺境、「グリーンな長城」に彩りを添える太陽光発電による砂漠化対策
「三北(東北?西北?華北) 」防護(hù)林プロジェクトは中國の國家重要戦略だ。新時代の「三北」プロジェクト「三大難関攻略戦」の一つとして、黃河「幾字彎」(「幾」字型の曲がり)難関攻略戦はその中で最も重要だ。黃河「幾字彎」南岸では庫布其(クブチ)砂漠が果てしなく広がっているが、よく見るとずらりと並ぶソーラーパネルと建設(shè)中のパイプパイルの下のところどころに緑があるのが分かる。砂漠での太陽光発電拠點(diǎn)の建設(shè)は、日照資源を十分に利用し発電を行い経済効果を生むほかに、土壌の水分の蒸発を効果的に減らし、植被率を高めることができる。同時にパネル下の栽培、パネル間の養(yǎng)殖により、現(xiàn)地の農(nóng)家?遊牧民の生活水準(zhǔn)の向上に役立つ。人民日報が伝えた。
庫布其砂漠新エネルギー拠點(diǎn)で、ソーラーパネルの設(shè)置作業(yè)を行う作業(yè)員。
庫布其砂漠內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)鄂爾多斯(オルドス)中北部に位置する三峽集団新エネルギー拠點(diǎn)プロジェクトが2022年8月3日に承認(rèn)され、國家砂漠拠點(diǎn)の第1弾で初のプロジェクトになった。プロジェクトは太陽光発電を800萬kW、風(fēng)力発電を400萬kW建設(shè)する。プロジェクト先導(dǎo)プロジェクト第1區(qū)間既製杭基礎(chǔ)打ち込みが現(xiàn)在100%完了している。第2區(qū)間では累計で14萬5000本を打ち込んでおり、83.1%が完了している。第1區(qū)間の架臺の累計設(shè)置數(shù)は1650セットで、モジュールの累計設(shè)置數(shù)は899セット。
庫布其砂漠の奧地(南東部分)で、三峽新エネルギーと億利集団が共同開発する鄂爾多斯市蒙西拠點(diǎn)庫布其200萬kW太陽光発電砂漠化対策プロジェクトの敷地面積は約6667ヘクタールで、新エネルギー発電産業(yè)と砂漠生態(tài)対策と現(xiàn)代農(nóng)業(yè)?牧畜業(yè)を有機(jī)的に結(jié)びつける。同プロジェクトは年內(nèi)に全容量の系統(tǒng)接続を?qū)g現(xiàn)する見込みだ。完成後に砂漠面積6667ヘクタールを修復(fù)?保全でき、黃河に流れる砂を年平均で200萬トン減らし、グリーン電力を年平均で約40億kWh供給する。
鄂爾多斯市蒙西拠點(diǎn)庫布其200萬kW太陽光発電砂漠化対策プロジェクトはスマート節(jié)水灌漑技術(shù)を採用し、パネル上で発電し、パネル下でトマトを大規(guī)模栽培している。トマトはすくすく育っている。
パネル上でグリーン電力を発電し、グリーン水素を製造し、パネル間で草を生やし、家畜と家禽を養(yǎng)殖。パネル下がオアシスになり、グリーンな利益を生む。建設(shè)者は現(xiàn)在、庫布其太陽光発電砂漠化対策プロジェクトの最前線に立っている。砂漠の緑は今後さらに広がり続け、中國の北部辺境の長いグリーンな壁をよりしっかり築くようになるだろう。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月20日
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