2023年「ヒューゴー賞」が成都で発表 中國(guó)の海漄氏が「中編小説部門」で受賞
四川省成都市で開催された2023年世界SF大會(huì)(ワールドコン)において21日夜、2023年の「ヒューゴー賞」17賞、関連する賞2賞が発表された。「中編小説部門」では、中國(guó)の作家?海漄氏の「時(shí)空の絵師(原題「時(shí)空畫師)」が受賞した。中國(guó)において「ヒューゴー賞」が発表され、授賞式が行われるのは今回が初めてのことだ。新華社が報(bào)じた。
10月21日に成都で撮影した2023年「ヒューゴー賞」授賞式の様子(撮影?唐文豪)。
「中編小説部門」で受賞した海漄氏は、劉慈欣氏と郝景芳氏に続いて「ヒューゴー賞」を受賞した3人目の中國(guó)人SF作家となった。「短編小説部門」は、サマンサ?ミルズ氏の「Rabbit Test」が、「中長(zhǎng)編小説部門」はC?L?ポークの「Even Though I Knew the End」が、長(zhǎng)編小説部門は、T?キングフィッシャー氏の「Nettle & Bone」が受賞した。
海漄氏(撮影?盧宥伊)。
海漄氏の「時(shí)空の絵師」を通して、多くの人が「歴史SF」という概念に興味を抱くようになった。一般的なSF作品の多くは「未來思考」であるのに対して、同作品は、歴史からインスピレーションを得ており、故宮の地下倉(cāng)庫(kù)に眠っていた宋の名畫「千里江山図」を通して、埋もれていた歴史が腳光を浴びるというストーリーだ。同作品の構(gòu)想について、海漄氏は「中國(guó)中央テレビの文化財(cái)をテーマにした番組『國(guó)寶檔案』を見ていた時(shí)に、『千里江山図』を目にし、その作者である王希孟に興味を持ち、資料を収集するようになった。彼は天才少年で、その後に続く者がいないという點(diǎn)が、私の興味をそそった。SFファンである私は、SF思考を通して、それを描き出してみたいと思い、この小説を書いた」と説明する。
「ヒューゴー賞」は、アメリカSF界最初期の功労者であるヒューゴー?ガーンズバック氏を記念するために、非営利団體「ワールドSFソサエティ」が1953年に創(chuàng)設(shè)し、毎年発表されている。今回は、英語(yǔ)を母語(yǔ)としない參加會(huì)員數(shù)が史上最も多い回となったことは注目に値する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年10月24日
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