「星から來たバラ」が開花
10月20日、雲南省安寧市現代農業(yè)園區(qū)で美しく咲いたバラの花(撮影?胡超)。
秋が深まり、雲南省安寧市の現代農業(yè)パークでは、バラの花が美しく咲き誇っている。それらのバラの根や莖、葉の大きさや色は、普通のバラとは少し異なっている。実は、ここに咲いているバラは、中國の有人宇宙船「神舟」の乗組員が「宇宙飛行」させたうえで持ち帰った種子を育てたもので、「星から來たバラ」と呼ばれている。新華社が報じた。
10月20日、同僚とバラについて話す技術者の田連通氏(寫真左、撮影?胡超)。
2022年8月、21セット約8000粒の花の種が、「宇宙飛行」を終えて雲南錦科花卉工程研究センター有限公司へと送り屆けられた。技術者は種の消毒、冷蔵、催芽、播種などを経て、12セット約1200粒の種を開花させることに成功した。
4月3日、「宇宙飛行」を経て発芽した種(撮影?胡超)。
同社の技術者?田連通氏は、「宇宙育種は、花の新品種を開発する重要な技術。この育種方法により、変異系譜を拡大し、新品種を開発できる可能性が高まる」と説明する。
10月20日、バラの花びらの數や枝の長さなどを観察表に記録する田氏(撮影?胡超)。
近代的なビニールハウスにおいて、技術者は溫度や濕度、栄養(yǎng)供給などを調整し、花がすくすく生長できる環(huán)境を整えることができる。ただ、栽培拡大や試験栽培などの段階に入る前は、四季を3度経なければならない。田氏によると、「夏は高溫や病害、冬には寒さに関する耐性を見る。狀況が思わしくなければ、淘汰される。消費者が市場において購入している花のほとんどは、実験室で5年以上の優(yōu)良品種選択育成を経た品種だ。中には10年前から育成が始まった品種もある。そのため、花の新品種を商品として市場で販売するというのは、本當に容易ではない作業(yè)だ」という。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月30日
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