東京電力は20日、原発汚染水の海洋放出について、3回目の完了と、4回目の來年初めの実施を発表した。來年3月末までの計4回で原発汚染水計3萬1200トンを放出する計畫だ。8月24日の本格的な海洋放出の開始以來、日本內(nèi)外で反対や抗議の聲が続き、事故や問題が露呈し続けたことで、國際社會の懸念も一層募っている。（文：唐興。法制日報掲載）

最近発生した福島原発における放射性廃液の飛散など複數(shù)の事故は、原発汚染水の海洋放出を行う東京電力の內(nèi)部管理が混亂し、隠蔽?欺瞞といった積弊が改め難く、日本側(cè)の主張する「安全で透明性ある」海洋放出計畫に全く説得力がないことを改めて証明した。報道によると、國際原子力機関（IAEA）が日本で安全性を?qū)彇摔筏恳钊栅?0月25日、東京電力で安全上の事故が発生した。作業(yè)員が原発汚染水の多核種除去設(shè)備「ALPS」の配管を洗浄していた際にホースが抜けて原発汚染水が飛散し、作業(yè)員5人が原発汚染水と接觸したのだ。當(dāng)時5人はいずれもマスクをし、防護服を著ていたが、うち2人は體表の放射線量が安全基準(zhǔn)濃度を下回らなかったため、病院に搬送された。この事故について、東電は當(dāng)初、飛散した廃液量を100ミリリットルとしていたが、日本メディアの調(diào)査によると、実際にはその數(shù)十倍に達していた。東京電力も10月30日、飛散量を數(shù)リットルに訂正した。東京電力には信用を失ってきた過去があるため、今回の出來事によって東京電力の信用性や管理の不備を問題視する聲が強まった。

海洋放出の開始以來、日本の環(huán)境省と東京電力は共に放射性検査?測定報告書を公表し、IAEAも定期的に日本で安全性の審査や獨自の検査?測定を行い、報告書を公表しているが、この仕組みでは安全性の確保には程遠い。福島原発汚染水は総量が多く、放出期間が長く、全人類の健康と全世界の海洋環(huán)境に関わる。日本は國內(nèi)外の合理的な懸念を厳粛に受け止め、ステークホルダーが十分かつ具體的に參加する、長期的に実効性のある國際的モニタリング體制を受け入れ、科學(xué)的で安全かつ透明性のある方法で原発汚染水をしっかりと処分するべきだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年11月28日