中國各地で「夜間スクールブーム」 そのワケは?
中國で最近、「夜間スクール」が再び人気を集めている。ダンスや聲楽、無形文化遺産のハンドメイド、メイクアップ、フィットネス、書道、フラワーアレンジメントなど、若者の趣味や価値観などにマッチしたバラエティーに富んだ內(nèi)容となっており、多くの若者がそれらに心の拠り所を見出している。
複數(shù)のプラットフォームのデータによると、今年、「夜間スクール」の検索回數(shù)が前年同期比で980%増、関連する書き込みとレビューの數(shù)は同比226%増に達した。オフラインでは、定員1萬人の教室に、65萬人が殺到するという事態(tài)も生じており、ネットユーザーからは、「祝祭日の列車チケット爭奪戦より激しい」という聲も上がっているほどだ。
「夜間スクールブーム」はまず、上海市から始まった。上海市群衆(zhòng)蕓術(shù)館が開設(shè)した「上海市民蕓術(shù)夜間スクール(秋季)」の27クラスは、受講者募集開始からわずか3分ほどで全て定員に達してしまった。
「夜間スクール」の目的について、多くの受講者は「ストレス解消」を挙げる?!弗攻去欹菇庀工洹溉の钉驂垽浃埂挂酝猡?、「手頃な料金」も、多くの人が「夜間スクール」に通う理由だ。例えば、わずか500元(1元は約19.9円)で、約2ヶ月かけて12回のレッスンを受講でき、その內(nèi)容もバラエティに富んでいて、誰でも何かしら興味を抱ける教室を見つけることができるようになっている。また講師のレベルが高いことも、多くの人が「夜間スクール」に精を出す理由となっている。
上海市群衆(zhòng)蕓術(shù)館の徐皓副館長は、「當館には、國有文蕓院(団)」だけでなく、協(xié)會の講師や民間蕓術(shù)機関、さらに、無形文化遺産の伝承人、國家級、市級の無形文化遺産伝承人などが揃っている」と説明する。
受講者だけでなく、講師も多くの収獲を得ているようだ。講師は受講者に高く評価されるだけでなく、自分の好きなことを人に教えることで、自分にとってもたくさんの學びを得ている。例えば、相聲(日本の漫才に相當)教室の周講師は、「私もたくさんのことを?qū)Wばせてもらっている。受講者は相聲に、自分の生活で経験していることなどを織り交ぜており、はっとさせられることがよくある」と語る。
杭州文化館は、若者を?qū)澫螭摔筏骏畅`ヒー教室やウクレレ教室、演技レッスンなどを開設(shè)し、平日の夜や週末のクラスを増やしている。
山東省淄博市の各區(qū)?県は、女性を?qū)澫螭趣筏俊敢归gスクール」を開設(shè)している。ハイクオリティライフ系や親子関係系、生活?ヘルスケア系など、7ジャンルの教室があり、レッスン回數(shù)はこれまでに延べ1000回以上、5萬人以上が受講してきた。
河南省洛陽市洛龍區(qū)は、切り絵、パン?ケーキ、フラワーアレンジメント、茶道、スマホ寫真撮影などが學べる教室を開設(shè)しており、市民が充実したナイトライフを送っている。
中國社會科學院財経研究院の夏傑長副院長は、「夜間スクールブームは、若者の間で文化的生活を送りたいというニーズが高まっていることのほか、その充実した心や夢を追いかける気持ち、自分を高めたいという生活理念を反映している。また、夜間スクールが各地で人気となっていることは、公共文化サービスが根付いていることを反映しているほか、各地が積極的に模索し、変化を求める決意をしていることも反映している」との見方を示した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月26日
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