中國の高速列車がすれ違い、並走し、行き交う「圧巻の光景」
延べ90億人が大移動すると予想されている今年の「春運(yùn)」(春節(jié)<舊正月、2024年は2月10日>期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)が1月26日に幕を開けた。同期間中、中國全土で列車がひっきりなしに行き交い、中國の広大で美しい大地と共に、旅客の帰省を見守っている。そして高速列車同士が超高速ですれ違ったり、並走したり、立體交差したりする「圧巻の光景」を中國の各地で目にすることができるようになっている。
なぜ複數(shù)の列車が同時にすれ違うのか?
列車と列車が線路上ですれ違ったり、並走したりするというのはよく見られる光景だ。例えば、広東省の広州と深センを結(jié)ぶ広深都市間鉄道は複々線で、將來的には三複線に拡大される計畫となっている。広西壯(チワン)族自治區(qū)の南寧市と広州を結(jié)ぶ南広線や貴州省の貴陽市と広州を結(jié)ぶ貴広旅客専用線は、広州南駅-肇慶東駅區(qū)間が複々線となっている。そのため、特定の時刻に、列車が同じ區(qū)間を走行すると、すれ違ったり、並走したりする可能性が高くなる。
もちろん、大型のターミナル駅の場合、ラッシュ時間帯などになると、複數(shù)の列車が発車したり、通過したり、停車したりするため、すれ違ったり、並走したりする可能性が高くなる。例えば、広州南駅には、複數(shù)の鉄道路線が乗り入れているほか、高速列車の出入庫、點(diǎn)検?修理などを擔(dān)う列車基地2ヶ所とも繋がっている。今年の春運(yùn)期間中、広州南駅から発車する列車、または乗り入れる列車は1日當(dāng)たり平均1285本となっており、最も多い時で1分間に13本の列車が行き交うことになる。
また、東西南北から列車が乗り入れる駅は、中國で「咽喉エリア」と呼ばれている。こうした駅では、複數(shù)の列車がすれ違ったり、並走したりする光景を頻繁に目にすることができる。
春節(jié)が近づき、お祝いムードが高まる中、中國の鉄道當(dāng)局は輸送能力を強(qiáng)化し、適時調(diào)整や増発列車を手配することで、數(shù)多くの旅客のニーズを満たすことができるよう取り組んでいる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年2月1日
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