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広東省のLNG受入ターミナルで魚介類を養(yǎng)殖するプロジェクトが実施中

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2024年02月04日16:19

広東省深圳市にある中國(guó)海油広東大鵬LNG受入ターミナル內(nèi)の冷熱エネルギーを利用した養(yǎng)殖プロジェクト拠點(diǎn)に設(shè)置された大型養(yǎng)殖用水槽で養(yǎng)殖している魚介類をチェックする作業(yè)員。

広東省深圳市にある中國(guó)海油広東大鵬LNG受入ターミナル內(nèi)の冷熱エネルギーを利用した養(yǎng)殖プロジェクト拠點(diǎn)に設(shè)置された大型養(yǎng)殖用水槽で養(yǎng)殖している魚介類をチェックする作業(yè)員。

養(yǎng)殖プロジェクト拠點(diǎn)ですくすく育っているロブスター

養(yǎng)殖プロジェクト拠點(diǎn)ですくすく育っているロブスター。

養(yǎng)殖している魚を見せる作業(yè)員。

養(yǎng)殖している魚を見せる作業(yè)員。

中國(guó)初の液化天然ガス(LNG) の冷熱エネルギーを利用した養(yǎng)殖モデルプロジェクトが実施されている中國(guó)海洋石油集団有限公司(中國(guó)海油)広東大鵬LNG受入ターミナルで最近、水揚(yáng)げが行われた。試験養(yǎng)殖されている経済価値の高い魚介類の各種生長(zhǎng)?生理指標(biāo)が安定しており、最も脂がのった時(shí)期に入っている魚介類もある。人民日?qǐng)?bào)海外版が報(bào)じた。

一見「接點(diǎn)」がないように見えるLNGと魚介類はどのようにして「出會(huì)い」、その「コラボ」にはどんなメリットがあるのだろう?

養(yǎng)殖拠點(diǎn)の責(zé)任者である樊さんは、「魚の養(yǎng)殖をして30年以上になるが、LNG受入ターミナルでの養(yǎng)殖は今回が初めて。ここは水がよく、低溫が特にありがたい」と話す。指を水につけてみると、確かに水は非常に冷たかった。大型養(yǎng)殖用水槽の橫に設(shè)置されている溫度計(jì)を見ると、15℃を指していた。なぜLNG受入ターミナルで魚を養(yǎng)殖するかについて説明するためには、まず水溫から始めなければならない。

LNGタンクでは、零下162℃という超低溫でLNGが貯蔵されている。そのため、受入ターミナルに到著すると、まず加熱してLNGを気化してから、ガス管を通して各世帯へと屆けられる。その気化の過程では、大量の冷熱エネルギーが発生する。広東大鵬LNG有限公司の牛軍鋒?エネルギー技術(shù)シニアマネージャーは、「いわば、受入ターミナルは『大きな冷凍庫(kù)』のようだ。2023年、當(dāng)社の受入ターミナルの冷熱エネルギー処理量は800萬(wàn)トン以上だった。100%転化できるとすると、十?dāng)?shù)億kwh(キロワットアワー)の電気に相當(dāng)し、利用しないともったいない」と説明する。

では、何にそれを利用できるのだろう?魚介類の養(yǎng)殖が妙案の一つとなる。LNGの気化の過程では、大量の海水が使われる。濾過処理された海水は、受入ターミナルシステムに送られ、熱交換して、LNGが気化する。熱交換が終わると、海水は、南方地域では非常に貴重な低溫海水となる。分かりやすく説明すると、その過程は熱湯で冷たい牛乳を溫めるかのようで、牛乳が溫まると、熱湯は冷めていく。

広東大鵬LNG有限公司の郝雲(yún)峰総裁は、「LNGとの熱交換が終わった海水の水溫は5℃くらい下がる。季節(jié)によって違うが、15-25℃の間でキープされており、経済価値の高い魚の生長(zhǎng)に非常に適している」と説明する。

また、水質(zhì)については、同プロジェクトでは、フィジビリティスタディの時(shí)から、厳しい水質(zhì)の検査を定期的に行っているという。大鵬受入ターミナルは、水質(zhì)が高い海域にあるほか、海水は何度も濾過され、電気分解して発生した微量の次亜塩素酸ナトリウムによって殺菌されたうえで、熱交換システムへ入る。こうしてできた海水は低溫?無(wú)菌で、酸素溶解効率も高く、非常に貴重な養(yǎng)殖に使うことができる天然で高品質(zhì)の低溫海水となる。

では、どのように水溫を安定させているのだろう?牛氏は、「設(shè)計(jì)の段階で、養(yǎng)殖に必要な冷熱エネルギーを算出し、マッチング度の研究も行った。そして、養(yǎng)殖技術(shù)のシミュレーションを繰り返し行い、ベストな冷熱エネルギー供給技術(shù)を選出した。経済価値の高い冷水魚は、水溫に敏感であることを考慮し、プロジェクトグループは、LNGの冷熱エネルギー専用の水溫コントロールシステムを開発した。魚介類が『クーラーのきいた部屋』に住んでいるかのようで、快適に暮らすことができる」と説明する。

この養(yǎng)殖場(chǎng)で育った最初の魚介類が今年3-4月に、市場(chǎng)で販売される見込みだ。それに向けて、現(xiàn)在、プロジェクトの関連の検査や証明書の申請(qǐng)といった準(zhǔn)備が行われている。海水1立方メートルの溫度を5℃低くするために、5.8kwhのエネルギーが必要と試算されるが、養(yǎng)殖プロジェクトで冷熱エネルギーを利用すると、一般社會(huì)で使われる電気を年間197萬(wàn)kwh節(jié)約し、二酸化炭素の排出を1800トン削減することができる。1年に1800本の植林に相當(dāng)し、典型的なグリーン、リサイクル、低炭素経済だと言える。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年2月4日

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