中國(guó)で3月11日は「竜抬頭」 この日に散髪すると幸運(yùn)舞い込む
舊暦2月2日(今年は3月11日)は、中國(guó)において「竜が頭をもたげる日」とされる「竜抬頭」の日。今年は辰年でもあり、「吉兆」があることが切に望まれている。
中國(guó)では舊暦2月2日に散髪をする「剃竜頭」という風(fēng)習(xí)があり、散髪することで1年をエネルギッシュに過ごすことができ、「頭(初め)」から、幸運(yùn)を呼び込み、フレッシュな姿でうららかな春を迎えることができるとされている。
この時(shí)期になると、農(nóng)家の人々は田畑を耕し、平らにならし、肥料をまくなど、春の農(nóng)作業(yè)に勤しみ始め、その年の豊作を祈る。
時(shí)の流れと共に「竜抬頭」も移り変わりを経てきたものの、農(nóng)業(yè)生産や竜崇拜がこの伝統(tǒng)行事の中心となり続けてきた?!父o抬頭」は大きく分けて2つの部分から構(gòu)成されている。1つは天體現(xiàn)象を観測(cè)し、それを「竜」を通して形象化することで理解し、天候に恵まれ農(nóng)業(yè)生産が豊作となることを祈る日。そしてもう1つは竜を祀り、野山に出かけて山菜採(cǎi)りをしたり、病気にならないように蟲を駆除したり、幸福や富を祈願(yuàn)したりする日となっている。
重慶工商大學(xué)の法學(xué)?社會(huì)學(xué)學(xué)院の孟令法準(zhǔn)教授は、「『竜抬頭』には、素晴らしい生活を願(yuàn)う中國(guó)人の思いが込められているほか、中國(guó)人が自然の法則に基づいて社會(huì)を建設(shè)し、人文を作り上げてきたことを反映している。中國(guó)特有の無形文化遺産であるだけでなく、多様性に富む世界文化において重要な位置を占めている」との見方を示している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月11日
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