中國の紙のリップ「口紅紙」が海外で話題に
昔から今に至るまで、メイクアップにおいて口紅は全體のイメージを左右する重要なアイテム。中國で古代から使われていた唇で挾んで押さえるだけで色が付く紙製のリップ「口紅紙」が最近、海外で話題を集めている。購買意欲を刺激された海外の美容系ブロガーも少なくなく、トライした後に、「色がとてもきれいだし、色が落ちにくい!」と目を丸くしている。
中國の「口紅紙」にトライした海外の美容系ブロガー「素敵!」
ある海外の美容系ブロガーが、手に入れた「口紅紙」を「リップスティックペーパー」として紹介する動畫をアップしたところ、100萬回以上再生され、1萬人以上のネットユーザーが「いいね!」を押した。動畫を見ると、リップスティックペーパーを少し水で濡らした後、唇で挾んで押さえ、色を付けた後に、「色がとてもきれいだし、色が落ちにくい!」と驚いている。
別の英國の美容系ブロガーも、同じタイプのリップスティックペーパーにトライするショート動畫をアップしている。そのブロガーは動畫の冒頭で、「中國のリップスティックペーパーにトライ」というタイトルを表示している。
動畫でトライする過程を紹介している彼女は、「少し水に濡らすだけで使えるので、とても便利。この発色に思わずウットリだわ」と喜んでいる。さらに、彼女はそれをチークの代わりにも使用し、最後の出來栄えを見て、「とても素敵」としている。
この動畫は、多くの海外のネットユーザーの購買意欲を刺激。そして、「とても素敵!」というコメントや、「どこで買えるの?私もほしい!」と購入できるリンクを求めるコメントも寄せられている。
「口紅紙」はどうやって作る?
では、古代から使われていた中國の口紅紙はどのように作られているのだろうか?貴州省に住む95後(1995-99年生まれ)のブロガー「@黔郷古月(ハンドルネーム)」さんは、ショート動畫數(shù)本を通して、天然素材の口紅紙の作り方を紹介している。紙の原料はシルク。そして、リップの色は果物のドラゴンフルーツを使っている。
「@黔郷古月」さんの動畫を見ると、口紅紙を作るための1つ目のステップはシルクペーパーを作ること。軽くてソフトで、丈夫なカイコの繭を選び、表面のふわふわした糸を取り除いた後、お湯の中に入れて柔らかくなるまで煮る。それから、必要なシルクの糸を繰り取る。
その後、長方形の木の枠にシルクの糸を1本1本何度も巻き付け、細やかな質(zhì)感になると同時に、吸水性が高くなるようにする。シルクの糸を巻き付けた後は、桃の木から分泌された半透明の樹脂を濾過したものをその上にかけ、自然乾燥させる。すると、軽くて薄く、丈夫なシルクペーパーが出來上がる。
次のステップでは、シルクペーパーにドラゴンフルーツを使って色を付けていく。まず、ドラゴンフルーツの汁を絞り出し、加熱してねばねばになるまで水分を蒸発させ、それを竹白網(wǎng)代の上に並べた、カット済みのシルクペーパーに塗っていく。それを自然乾燥させれば口紅紙の出來上がりだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月20日
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