公園で20分過ごすとリラックス効果? 専門家が解説
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自然の豊かな公園で20分過ごすだけで、メンタルヘルスが向上し、幸福感を得られるとする「公園20分間リラクゼーション法」が最近、中國のソーシャルメディアで大きな話題となっている。そして、都市部に暮らすサラリーマンは晝休みになると次々と公園に足を運(yùn)ぶようになっており、そこで晝食を食べる人までいるほどだ。そして多くのネットユーザーは公園でこんな風(fēng)に20分間リラックスをすることを「自分と地球のデートタイム」と呼んでいる。
「公園20分間リラクゼーション法」が中國のソーシャルメディアで大きな話題となっているのはなぜなのだろうか?湖北省武漢市の武東病院心理科の趙孟主任は、「公園での散歩はとても簡単で、コストもかからない。お金を1円も使わずに、幸福感を得ることができるため、忙しい仕事の合間に公園に行って、疲れた體やメンタルを整えるというのが、現(xiàn)代人が『心の充電』をする手っ取り早い方法となっている。それが大人気となっていることは、多くの人が、メンタルケアや身心の健康をより重視するようになっていることを反映しているほか、自分の精神的豊かさに目を向ける若者が増えていることも示している」と分析している。
「公園20分間リラクゼーション法」はメンタルヘルスやストレス解消に効果的なのか?
趙主任は、「公園で20分間過ごすというのは、生理的にストレスを解消する方法であるほか、ストレス源から逃避する方法の一つでもある。短期的に見れば、『公園20分間リラクゼーション法』は、何かのトラブルが原因のストレスを解消する効果的な方法となる。しかし、長期的に見ると、それだけに頼って問題を解決することはできない點(diǎn)には注意が必要だ。ストレスが大きく、なかなか解消できない時(shí)には、心療內(nèi)科などを受診し、専門家に助けを求めなければならない」としている。
普段の生活において、公園に行って自然に觸れ、ストレスを解消するほかに、どんな効果的なリラクゼーション法があるのだろうか?趙主任は、「まずストレスに対する見方を変え、ストレスに対する正しい思考パターンを身につけるべきだ。また、ストレスばかりに目を向けず、気持ちを切り替えられるようになるべきだ。例えば、ほとんどの女性は、ストレスが溜まり、イライラが募る時(shí)に、街をぶらぶらしたり、自分の好きなものを食べたり、友達(dá)と一緒に映畫を見に行ったり、家でゴロゴロしながらドラマを見たり、ペットと遊んだりするといった気分転換をすることで、身心を休ませ、エネルギーを補(bǔ)充し、ストレスを解消することができるだろう」とする。
また、「睡眠不足になっている時(shí)や睡眠の質(zhì)が悪い時(shí)は、翌日のストレスへの抵抗力が下がる。そのため、サラリーマンは、優(yōu)れた睡眠の習(xí)慣を身につけて、睡眠を十分取らなければ、生活におけるストレスに抵抗するエネルギーを確保することはできない」としている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年4月3日
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